京都奈良編/3日目/桜井市・橿原市
3日目は長谷寺、そして橿原市北部(特に今井町を中心に)をめぐります。そして天気はついにツキに見放されて・・・('_`)ウゥ
8:20 長谷寺駅到着
昨日も通っているのですが、当駅は急行が止まらないので通過したのみ。この日は準急に乗ってやってきました。駅は高台にあって見晴らしが良く、ホームからは町並みが見下ろせる。惜しむらくは電線や電柱が邪魔なこと。残念。
駅から北へ向かい、国道165号・大和川を渡って長谷寺の参道を歩く。参道の両側に立ち並ぶ店は、まだ朝早いためかほとんど閉まっている。そしてこの参道、結構長いね。
8:45 長谷寺
源氏物語でもお馴染み初瀬観音。拝観料500円。
受付正面にある仁王門(重文)の背後から本堂まで登廊が続いている。曲折しているため廊下部分(上登廊・中登廊・下登廊)と接続部分(蔵王堂・繁屋)の計5棟に分かれるが、いずれも重要文化財。
登廊を登って本堂(国宝)までやって来ると、雨がパラつき始めた。しばらくは傘を差すほどではなかったのだけれども・・・。
ところで、本堂の周囲を何度もぐるぐる回る人々がいたのですが・・・あれは一体? お参りの一種なんだろうけど、他で見たことが無かったのでちょいビックリ。
本堂は懸造の舞台を備えていて、見晴らしが素晴らしゅうゴザイマス。西側の山腹には戦後に建てられた五重塔が。
本堂を離れてそちらの方へも行ったのですが、途中にあった一切経蔵(県有形)が調査中ゆえに立入不可となっていた。石段上にあるので、下からでは写真も撮れない。ガッカリ。
で、境内を降りてくると雨がだいぶ激しくなってまいりました。
10:35 長谷寺駅出発
雨の降りしきる中、傘を差し、身をかがめて駅に向かう。だいぶ濡れた。駅に着くと一息つく間もなく列車がやって来たのでそのまま乗車。
10:45 大和八木駅到着
予定では手前の耳成駅で下車して耳成山に登るつもりだったんですが、この雨で山登りはチト辛かろう*1ってことで、パスすることに。
駅を出ると雨はだいぶ小降りになっていた。このあと雨は降ったり止んだり。
11:50 順明寺
表門が市有形文化財。
12:00 山尾家住宅
県有形文化財。
12:10 旧米谷家住宅
無料で公開されているのですが、12時〜13時はお昼休みだそうで。また後で来なくちゃ。
今井町は右を見ても左をみても古い町並みが続いていて風情があります。大抵こう言うところには観光地化されたお店があるもんなんですけど、まったく見当たらず。そもそも飲食店が見当たらないので食事も取れなかったんですけど。
12:15 音村家住宅
12:20 上田家住宅
12:30 今西家住宅
重要文化財。ここもお昼は公開お休み。まあ外観だけ撮っておけばいいか。でも今井町の惣年寄筆頭を務めたという今西家だけあって建物は大きく、正面から撮ると収まり切らないのよね。無念。
13:00 称念寺
寺内町である今井町はこのお寺を中心に発展したもので、つまりかつての今井町の中心部。現在は街の景観に溶け込んで、落ち着いた雰囲気を醸し出しておりました。
本堂が重要文化財のほか、太鼓楼・庫裡が市有形文化財。
13:10 豊田家住宅
13:15 中橋家住宅
13:20 旧米谷家住宅
戻って来ました。今度は戸が開け放たれていたので、中に入るが誰もおらず。自由見学のようなので、ひととおり眺めまわす。
通りに面した主屋の奥には蔵前座敷を付属した土蔵があり、どちらも重要文化財。
13:30 山尾家住宅
ここも先ほど通った場所。写真の撮り直しのために再訪。
13:35 河合家住宅
重要文化財。現役の造り酒屋で、建物内にはお酒が並んでいました。
公開されている建物ですが、この日は案内してくれる方が不在。2階にも上がれませんでしたが、その代わり無料で見学させてもらえました。とはいえ何の説明もなしでは、やはり味気ない。
13:45 高木家住宅
重要文化財。こちらでは色々な説明を聞きながら見学。料金200円。
14:05 今井まちなみ交流センター・華甍
旧高市郡教育博物館の建物で県有形文化財。入場無料。
今井町の歴史や町並みについての展示があり、今井町を散策する前にこちらに寄って予習しておくと、より一層楽しめたかも。
さて、今井町散策はこれにて終了。問題はこのあとどうするかで、雨は降っているし、お腹も空いた。
予定では、南下して畝傍山を登り、橿原神宮・久米寺をめぐるつもりでしたが、雨中の山登りを忌避して、耳成山同様に畝傍山もパス。となると橿原神宮・久米寺も畝傍山とまとめて次の機会に行けばいいじゃん、という結論に至る。
次の機会がいつになるかは分かりませんが・・・。
14:45 神武天皇畝傍山東北陵
取敢えず神武陵には行っとくかー、と軽い気持ちで向かったのですが、思ったより遠かった。とにかく3日目はこれで無事終了。行程を端折ることにはなりましたが、今回は1週間もの長丁場。まだまだ先は長いので、あまり無理はせずに体力を温存しておかないとね(^^;
*1:それほど高い山ではないけれど。