日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

太平記の可能性/兵藤裕己/講談社学術文庫

の可能性 (講談社学術文庫)" title="太平記の可能性 (講談社学術文庫)">太平記の可能性 (講談社学術文庫)作者: 兵藤裕己出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (14件) を見るテーマとしてい…

書籍8冊

天下統一と朝鮮侵略/藤木久志/講談社学術文庫 ISBN:4061597272 旧幕臣の明治維新/樋口雄彦/吉川弘文館 ISBN:4642056017 鎌倉古寺を歩く/松尾剛次/吉川弘文館 ISBN:4642056025 山内一族/別冊歴史読本 ISBN:4404033249 鳶魚で江戸を読む/山本博文/中…

東京編/港区

<写真>http://www2.pf-x.net/~sanraku/tokyo08/index.htm 今週は都内に来ました。目黒駅から白金〜三田〜芝公園〜浜松町〜新橋と港区縦断祭の予感、じゃなくて予定。 10:10 誕生八幡神社 目黒駅前のビルの狭間に立つ鉄筋コンクリ二階建ての神社。 太田道灌…

大奥〜華の乱〜/第3話/フジテレビ

前半見逃しちゃいました。(^^; 前回、徳川綱吉の子を身籠もった安子。早速お伝の方とのバトルが開始されました。で、お伝の方は長子徳松にお世継ぎのお墨付きを貰おうとしていましたが、徳松は徳川綱吉の将軍就任により館林藩主を継ぎ*1、さらには館林藩邸か…

戦国水軍と村上一族/別冊歴史読本

戦国水軍と村上一族―日本最強の瀬戸内水軍を率いた海賊大将「村上武吉」と海のサムライたち (別冊歴史読本 (17))出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2005/07メディア: ムック クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見る読了です。

オーストリア皇太子の日本日記/フランツ・フェルディナント/講談社学術文庫

オーストリア皇太子の日本日記 (講談社学術文庫)作者: フランツ・フェルディナント,安藤勉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/10メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (11件) を見る 第1章、長崎―熊本―下関―宮島 第2章、京都―大阪―奈良―大…

義経 第42回「鎌倉の陰謀」

義経の所領は全て没収されたのか? 没収記事を載せる『吾妻鏡』元暦二年(1185)6月13日条によれば、義経に与えられていた平家没官領*1が悉く没収されたとありますが、それが義経の所領全てであったのかどうかまでは分かりません。 また、義経謀反の理由を載せ…

図録1冊

戦国時代のさいたま─城と館からさぐる─/さいたま市立博物館・さいたま市立浦和博物館

特別展「戦国時代のさいたま〜城と館からさぐる」/さいたま市立博物館・さいたま市立浦和博物館

第一会場のさいたま市立博物館では市内主要城郭の岩付城・寿能城がテーマ。第二会場のさいたま市立浦和博物館ではそれ以外の市内中小城館がテーマ。 入館料はともに無料。図録は600円です。

埼玉編/さいたま市大宮区・見沼区・緑区

<写真>http://www2.pf-x.net/~sanraku/saitama03/index.htm 天気が良いので自転車に乗ってお出かけ。博物館、そして折角浦和まで行くので浦和*1の指定文化財(建造物・史跡)をめぐります。 それと先月購入したFUJIFILM FinePix F10 デジタルカメラのデビ…

書籍3冊

最新東京・首都圏未来地図/成美堂出版 ISBN:4415101852 ひさびさに地元の本屋へ。平積みになっていたこれが目に付いたので手に取ってみる。結構詳細、でも特に必要はなさそうだけど・・・でも10年後とかに見たら面白そうだなー、などと考えて買っちゃいまし…

大奥〜華の乱〜/第2話/フジテレビ

大奥バブル来てます!! この一週間、『大奥』関連のキーワードで検索して来られる方がひっきりなしですよ。徳川綱吉、桂昌院、牧野成貞、阿久里、安子、それから徳川家光にお万の方・・・って、何故に前シリーズまで!(笑) しかも1人2人じゃないのが何と…

源義経/近藤好和/ミネルヴァ書房

源義経―後代の佳名を貽す者か作者: 近藤好和出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2005/09メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る id:sanraku2:20051018:b1 第4章、屋島合戦から壇ノ浦合戦へ 第5章、義経の没落 終章、義経の生…

源義経/近藤好和/ミネルヴァ書房

源義経―後代の佳名を貽す者か作者: 近藤好和出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2005/09メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る 序章、義経の略歴と史料 第1章、義経の登場 第2章、木曽義仲追討と治承・寿永期の武具と戦闘 …

太平記 第30回「悲劇の皇子」

前回の護良親王逮捕&鎌倉護送から、あっという間に半年後の建武二年(1335)6月に話が飛んで、西園寺公宗(長谷川初範)らの謀議、中先代の乱勃発、足利軍の敗退、護良親王(堤大二郎)暗殺と続いて、征夷大将軍と関東下向を望む足利尊氏(真田広之)が参内し…

義経 第41回「兄弟絶縁」

追放しておいて謀反が心配?! は? 寝言は大概にしてくれ・・・。 何度も言うように、これは腰越状的理解の不自然さが原因。頼朝は義経を見放したわけではなく、義経の望むような勲功を認めなかったのみで、むしろそれを不満に思った義経が次第に離反へと傾…

牧野成貞の妻女と養子について

『大奥〜華の乱〜』第1話を見て、登場人物について気になった点を三つ挙げました。 →日本史日誌 - 大奥〜華の乱〜/第1話/フジテレビ 牧野成貞の娘・安子のこと。徳川綱吉の側室になったのか? 牧野成貞の室・阿久里が徳川綱吉のお手付となった話のこと。 …

大奥〜華の乱〜/第1話/フジテレビ

はじまりましたね、綱吉編。今シリーズも見ていきますよー! 前シリーズの設定は引き継いでいないような気がしますが、相変わらず話の展開は上手いというか面白いというか飽きさせないですね。大河ドラマ『義経』もどうせならこれくらいエンターテイメント性…

書籍2冊

山内一豊/別冊歴史読本 ISBN:4404033222 新田義貞/山本隆志/ミネルヴァ書房 ISBN:4623044912 もう来年の大河ドラマ関連書籍が出る季節なんですね・・・早いもんです。今回もひととおりの予習くらいはしておかないとね。 ただ今回も原作を読む気はさらさら…

黒田悪党たちの中世史/新井孝重/日本放送出版協会

黒田悪党たちの中世史 (NHKブックス)作者: 新井孝重出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/07/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る伊賀国黒田荘を舞台とした、古代から中世にかけての社会史。 黒田荘は中世…

義経 第40回「血の涙」

もう残り10回を切りましたか・・・終わりよければすべてよし、と言いますから何とかラストに向けてガンバッテ欲しいところ。 さて、従来の腰越状的理解が虚構であることを既に指摘しているわけですが、今回のストーリーはそれに基づいたものですので、いまさ…

雑誌2冊

サライ(2005年20号)/小学館 『Honey Garden of Sky』さんの猛烈プッシュを見て欲しくなったので本屋へダッシュ。こりゃお買い得ですわ。 ひさびさに奈良に行きたくなった。来年は奈良かな。行きたいところは山ほどあるし。 京都の紅葉を歩く/週間日本の樹…

戦国大名の危機管理/黒田基樹/吉川弘文館

戦国大名の危機管理 (歴史文化ライブラリー)作者: 黒田基樹出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る歴史文化ライブラリーの最新刊。 内容は北条氏康の領国支配についての論考、ということでまたまた後…

絵巻で読む中世/五味文彦/ちくま学芸文庫

絵巻で読む中世 (ちくま学芸文庫)作者: 五味文彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/08/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 1、絵巻を探る─『鳥獣人物戯画』 2、王権と庶民─『年中行事絵巻』 3、絵巻の訴え─『伴…

腰越状の虚構性について

義経 第39回「涙の腰越状」 - 日本史日誌 さて、先日腰越状について疑義を呈し、義経は鎌倉に入って頼朝と対面していたのではないかと推測したわけですが、この問題に関して私の推測を補強してくれる記事がブログ『平家物語』さんにありましたので、早速紹介…

戦国時代の終焉/齋藤慎一/中公新書

戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809))作者: 齋藤慎一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/08/26メディア: 新書購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (15件) を見る 第1章、織田信長と北条氏政・氏直 第2章、合戦…

太平記 第29回「大塔宮逮捕」

護良親王タイーホ。 建武元年(1334)10月22日。翌月、鎌倉へ護送されています。 この事件で最も注目されるのは後醍醐天皇の立場。ドラマでは勝手な行動を取る護良親王を見かねて致し方なく捕らえることにした、という描き方をしておりましたが、勝手な行動を…

太平記 第28回「開戦前夜」

ここのところまたご無沙汰してしまったので溜まる一方です。年内に見終われるかな?(^^; 前半は、陸奥に下った北畠親子に対抗すべく、足利尊氏(真田広之)が参内し、後醍醐天皇(片岡孝夫)の勅許を得て、足利直義(高嶋政伸)が関東の支配を任されて鎌倉に…

義経 第39回「涙の腰越状」

後半15分ほどがまたもや回想シーン。うーん。 ひとまずストーリー批評はさて置いて、『腰越状』を中心に考察するとしましょう。 腰越到着から腰越状までの義経 『吾妻鏡』の記事から列挙してみます。すべて元暦二年(1185)5月の出来事。 5月15日 酒匂宿到着、…