日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

源頼朝「大天狗」書状小考/龍福義友/日本歴史(691号)

今年のはじめより、頼朝の書状に見える「大天狗」とは一体誰を指すのかという問題が私の中で長らく懸案でありました。 日本史日誌−「日本国第一の大天狗」とは? 義経 第44回「静よさらば」その2 - 日本史日誌 とっかかりのないまま時間が過ぎてしまいました…

書籍2冊

日本歴史(691号)/日本歴史学会/吉川弘文館 歩く地図 奈良・大和路('06)/山と渓谷社 ISBN:4635926486 八重洲ブックセンター本店へ行ってきましたが、収穫は少なし。ネットで購入することが多くなってきている上に、今月はもともと購買意欲をそそられる品…

鎌倉古寺を歩く/松尾剛次/吉川弘文館

鎌倉 古寺を歩く―宗教都市の風景 (歴史文化ライブラリー)作者: 松尾剛次出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 鎌倉の中心と境界 新仏教寺院と都市鎌倉 鎌倉中と旧仏教寺院 暗躍する陰陽師 いわゆる…

男の嫉妬/山本博文/ちくま新書

男の嫉妬 武士道の論理と心理 (ちくま新書)作者: 山本博文出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/10/04メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る 第1章、名誉ある武士の嫉妬 第2章、殉死者をめぐる嫉妬心 第3章、嫉妬にもとづく陰湿…

東京編/文京区

<写真>http://www2.pf-x.net/~sanraku/tokyo09/index.htm JR駒込駅から徒歩2分、六義園にやって参りました! 現在、六義園では紅葉と大名庭園のライトアップが開催中です。昨年秋も行ったんですが、写真のデキが納得いかなくて。それでデジカメも買い換え…

栃木編/日光市

史跡アルバム紀行 - 栃木【日光1】 史跡アルバム紀行 - 栃木【日光2】 史跡アルバム紀行 - 栃木【日光3】 日光に日帰り旅行してきました。紅葉のシーズンは終わっていましたけどね、ええ。 そんなわけですから(?)、当然お目当ては文化財ってことで二社一…

元暦西海合戦試論/宮田敬三/立命館文学(554号)

だいぶ遅くなってしまいましたが、読みました。 予めおおよその内容を知ってはいましたが、それでもやはり期待に違わぬ刺激的な論文でございます。 義経の四国出陣は兄頼朝の意向を受けたものに非ず! 論旨を簡単にまとめると(簡単すぎ?)こんな感じかな。…

書籍2冊

武田信玄/笹本正治/ミネルヴァ書房 ISBN:4623045005 平将門/北山茂夫/講談社学術文庫 ISBN:4061597337 Amazonのマーケットプレイスにて。書店で購入するよりネット購入の割合が高くなってきた。ネット依存というより、少しでも安く手に入れたいという貧…

武士と天皇/別冊歴史読本

武士と天皇―歴史の争点 (別冊歴史読本 (20))出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2005/08メディア: ムック購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る 平将門の乱をめぐる武力と公権 …山口英男 武士の成立と台頭 …高橋典幸 源平の戦い・承…

義経 第46回「しずやしず」その2

義経 第46回「しずやしず」 - 日本史日誌その1 義経潜伏の情報 いつの間にか北条時政が鎌倉に帰還しておりますが、なんら説明もなく・・・。 その北条時政は義経追捕の最前線で指揮を執っていたわけで、頼朝の御前で義経に関する情報を語っております。しか…

義経 第46回「しずやしず」

おーい・・・もうあと残り3回で、しかも次回は勧進帳でまるまる潰すようですし、ホントにちゃんと終わるんですかねぇ? 中途半端なところで終われば、それはそれで伝説の大河ドラマとして記憶に残るでしょうけど。 何故か居残りの磯禅師 娘の静御前に伴って…

国の文化審議会が国史跡を答申

各県、各地方のニュースには色々出ているのですが、全体的な全国ニュースが見当たらない。文化庁のホームページにもまだ情報が出ない。 仕方がないので、新たに指定される国史跡の中で私が訪ねたことのある2件をご紹介します。 http://www.chunichi.co.jp/00…

大奥〜華の乱〜/第6話/フジテレビ

長丸くん、前回はまだ絶命してなかったのか。とはいえ結局は番組開始すぐお亡くなりに。 で、隆光のご託宣で長丸が存在した証拠を全て消せと。それで史実と辻褄を合わせようというのね。まー、幕府の公式記録や大奥における記録は消せるかもしれませんけど、…

義経 第45回「夢の行き先」その2

義経 第45回「夢の行き先」 - 日本史日誌その1 地下潜伏の義経 ドラマでは大和から伊勢・伊賀を経て近江に入り、さらに洛中に潜り込みましたが、実際にはどこをどのように辿ったのかは謎。 ただ、延暦寺を始めとして義経を匿っていたという確かな情報があり…

ミットフォード日本日記/A・B・ミットフォード/講談社学術文庫

ミットフォード日本日記 (講談社学術文庫)作者: アルジャーノン・B・ミットフォード,長岡祥三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/02/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見るミットフォードは、慶応二年(1866)〜明治二…

病にて伏せっておりました。 いろいろとするべき作業が溜まっておりますが、ひとつひとつ片付けてゆくとしましょう。

義経 第45回「夢の行き先」

後白河院が権力を巧みに守り続けた? 折角、先週*1は「大天狗」が皮肉であることを表現していたのにもかかわらず、今週の番組冒頭ではそんなことはすっかり忘れていつもの路線に逆戻りとはガッカリ。 だいたい今回の後白河院って、見た目は「妖怪」のようで…

蘇我入鹿の邸宅跡か 甘樫丘、書紀の記述裏付け

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051113-00000073-kyodo-soci http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051113-00000011-yom-soci http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051113-04094997-jijp-soci.view-001 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-0…

書籍6冊

山内一豊の妻と戦国女性の謎/加来耕三/講談社文庫 ISBN:4062752034 山内一豊/小和田哲男/PHP新書 ISBN:4569646212 A級戦犯/別冊歴史読本 ISBN:4404033230 ふたり道三(上)/宮本昌孝/新潮文庫 ISBN:4101212511 ふたり道三(中)/宮本昌孝/新潮文庫 …

西郷隆盛と士族/落合弘樹/吉川弘文館

西郷隆盛と士族 (幕末維新の個性)作者: 落合弘樹出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/09メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る幕末維新の個性シリーズの第4弾。幕末物は例によって読み流す程度にさらっと。

大奥〜華の乱〜/第5話/フジテレビ

昨日の大奥は凄かった・・・。 序盤早くも安子(内山理名)が、存在するはずのない徳川綱吉次男を出産。前回のお伝の方(小池栄子)に受けた折檻で流産するのかと思ってたんですが、アテが外れました。 産まれた子は長丸と命名。「長丸」といえば徳川秀忠の…

義経 第44回「静よさらば」その2

義経 第44回「静よさらば」 - 日本史日誌その1 義経追討の院宣と解官 没落から僅か一週間後の文治元年(1185)11月11日に源行家・義経追討の院宣が畿内近国に出されています*1。また大物浦の遭難の翌日11月7日には伊予守・検非違使を解官*2。 早すぎです。九条…

鳶魚で江戸を読む/山本博文/中公文庫

鳶魚で江戸を読む―江戸学と近世史研究 (中公文庫)作者: 山本博文出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見る 1、江戸学の祖三田村鳶魚 鳶魚の人と学問 鳶魚の歴史学 2、江戸学の成果と近…

義経 第44回「静よさらば」

平知盛の亡霊が海上に出現したり、鬼一法眼が妖術を使って助太刀したり、と今回はファンタジー色強すぎ(笑)。 それにしても、残り少ないので話飛ばしまくりんぐ。毎年恒例とはいえ、やっぱ気になりますわねぇ。 義経没落 挙兵から僅か半月後の文治元年(118…

書籍6冊

闘う皇族/浅見雅男/角川選書 ISBN:4047033804 捕虜たちの日露戦争/吹浦忠正/日本放送出版協会 ISBN:4140910402 検証・山内一豊伝説/渡部淳/講談社現代新書 ISBN:4061498126 男の嫉妬/山本博文/ちくま新書 ISBN:4480062653 平家の群像/安田元久/は…

大奥〜華の乱〜/第4話/フジテレビ

高岡早紀演ずる右衛門佐が京よりやってきて大奥総取締に就任しました。この人物について全くと言っていいほど知らないので、すごく気になってます。

義経 第43回「堀川夜討」

土佐坊昌俊祭ですよぉ〜♪ 渋谷金王丸→土佐坊昌俊? 番組冒頭でも紹介していたように、土佐坊昌俊の前身は渋谷金王丸であるという伝承があります。 渋谷金王丸は『平治物語』に出てくる人物で、源義朝の小姓として東下りに付き従い、主君が討たれると敵の囲み…

殴り合う貴族たち/繁田信一/柏書房

殴り合う貴族たち―平安朝裏源氏物語作者: 繁田信一出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2005/09メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 244回この商品を含むブログ (26件) を見る平安時代中期の貴族たちによる暴力事件のエピソード集。藤原実資の日記『小右記』を…

文化審議会 東大寺二月堂を国宝に…重要文化財9件指定

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051029-00000001-maip-soci http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051028-00000312-yom-soci 文化審議会(阿刀田高(あとうだたかし)会長)は28日、古代から続く修二会(しゅにえ)(お水取り)の舞台として知られる…