日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

得宗専制政治の論理/細川重男/年報三田中世史研究(9号)

まずはじめに「鎌倉北条氏得宗は、なぜ将軍にならなかったのか、あるいはなれなかったのか」という設問を投げかけ、それに対して北条義時の武内宿禰再誕伝説を紹介し、 得宗は、武内宿禰の再誕である北条義時の直系なるが故に、鎌倉将軍の「御後見」として、…

新田義貞/峰岸純夫/人物叢書

新田義貞 (人物叢書)作者: 峰岸純夫出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/05メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (11件) を見る id:sanraku2:20050528:b1 二、建武政府を支えた新田一族 三、転戦する義貞 第三、義貞の妻・子息と一族・…

義経 第21回「いざ出陣」

いっぺん書いたのに消えてしもた・・・げんなり。なんで勝手にログアウトになってるんだ。 平塚良郷とは誰か オリジナル架空人物と思われる。 モデルとしてすぐに思い浮かぶのは上総介広常。この年、寿永二年(1183)12月に頼朝の命を受けた梶原景時によって謀…

太平記 第18回「帝の脱出」

後醍醐天皇が隠岐を脱出。これに勢いづいた畿内の反幕勢力に対して、幕府は援軍を派遣することに決し、その大将のひとりとして足利高氏が選ばれる。 一方、新田義貞(根津甚八)は楠木正成(武田鉄矢)の籠もる千早城攻撃軍に加わっていたが、その視線は冷や…

太平記 第17回「決断の時」

なんか・・・気持ちが盛り上がってこない。疲れてるのかな。 ようやく倒幕への気持ちを固めた足利高氏(真田広之)。あとはまぁ・・・いろいろありましたが、『太平記』最大の山場ということもあって話の展開は遅い。

新田義貞/峰岸純夫/人物叢書

新田義貞 (人物叢書)作者: 峰岸純夫出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/05メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (11件) を見る 第一、火山灰地に立つ 一、上野国新田荘と新田氏 二、得宗専制下の新田一族と長楽寺の再建 三、新田荘の…

太平記 第16回「隠岐配流」

元弘二年・元徳四年(1332)3月、後醍醐天皇が隠岐に配流される。 足利高氏は本拠足利荘の鑁阿寺で、前年に亡くなった父足利貞氏の法要を営んでいるが、これは創作だろう。金沢貞顕(児玉清)に二階堂道蘊(北九州男)までがわざわざ参列している。さらに新田…

太平記 第15回「高氏と正成」

前回分*1を鑑賞したのが1ヶ月以上も前のこと。ちょっと溜め込みすぎました。(^^; 足利高氏(真田広之)と楠木正成(武田鉄矢)が初めて対面。赤坂城より落ちのびて花夜叉一座に紛れ逃れようと図る正成を、高氏が関所にて詮議するという構図。もちろん創作話…

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大江広元 子女の項を大幅に加筆しましたが、蛇足が多いか。(^^;

大江広元/上杉和彦/人物叢書

大江広元 (人物叢書)作者: 上杉和彦出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る id:sanraku2:20050526:b1 第五、建久年間の広元 第六、将軍頼家の時代 第七、将軍実朝と北条氏のはざまで …

編集1件

大江広元 大幅に変更を加えました。まず、ふりがなを「おおえひろもと」から「おおえのひろもと」へ変更。「大江」は苗字ではなく姓氏ですから「の」を付けるのが標準かと。 鎌倉時代の武将。幕府御家人。 藤原光能の子だったが、大江惟光の養子となる。 小…

大江広元/上杉和彦/人物叢書

大江広元 (人物叢書)作者: 上杉和彦出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る 第一、朝廷の実務官人 第二、新天地鎌倉へ 第三、文治元年の政治情勢 第四、朝幕交渉における活躍 (つづ…

「新選組!」来年1月続編放送

『くまログ』さん経由で知る。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000748-jij-soci http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000053-nks-ent NHKは25日、昨年の大河ドラマ「新選組!」のその後のストーリーを描く単発ドラマを来年1…

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足利直冬

その時歴史が動いた/傷ついた戦場の兵士を救え/NHK総合

明治10年に起こった西南戦争は、政府軍・薩摩軍とも多くの死傷者を出す凄惨なものであった。そんな状況を何とかしようと立ち上がったのが、佐賀出身の元老院議官・佐野常民。若い頃、ヨーロッパで「赤十字」の思想に触れていた佐野は、敵味方なく負傷した…

書籍5冊

足利直冬/瀬野精一郎/人物叢書 ISBN:464205233X 黒船がやってきた/岩田みゆき/吉川弘文館 ISBN:4642055916 大久保利通/笠原英彦/吉川弘文館 ISBN:4642062831 英国人写真家の見た明治日本/ハーバート・G・ポンティング/講談社学術文庫 ISBN:406159710…

律令制の虚実/村井康彦/講談社学術文庫

律令制の虚実 (講談社学術文庫)作者: 村井康彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/04/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (8件) を見る律令制がいかにして受容され、どのように変容をとげたかが本書のテーマということであった…

購入カテゴリ追加

いままで購入書籍は書籍カテゴリに分類していましたが、新たに購入カテゴリを作成して、そちらに分類することにしました。 これなら書籍以外の購入品もまとめられるし。とはいえ、いまのところ現実的な用例は思い浮かばないけど。

野木宮合戦の日付

『夜盗虫の朝寝坊』さんよりご指摘をいただきました。ありがとうございます。おっしゃるとおりで、うっかりしてました。うっかり八兵衛。(x_x) 自分では気が付かないミス・間違いは結構あるもので、他にも指摘されないだけでゴロゴロ埋まっていそうな気がす…

日露戦争史/横手慎二/中公新書

日露戦争史 - 20世紀最初の大国間戦争 (中公新書)作者: 横手慎二出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/04/25メディア: 新書購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (31件) を見る戦争そのものよりも、開戦に至るまでの国際情勢や日露両国の政治…

義経 第20回「鎌倉の人質」

前回*1から一気に1年半ほど時が進み、寿永二年(1183)2月になっています。実際には前回から今回の間に、政子の頼家出産と亀の前に関する一連の騒動があったわけですが・・・まあ、さほどストーリーに影響はなさそう。 あとは、大飢饉によって戦線が膠着状態が…

堀外側から階段状遺構 「下坂氏館跡」発掘調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000004-cnc-l25 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050519-00000045-kyt-l25 長浜市教育委員会は十九日、同市下坂中町の室町時代の居館「下坂氏館跡」の発掘調査で、屋敷などがあった主郭(しゅかく)を囲…

登録2件

北条早雲 明応の政変 意外にも北条早雲が未登録でした。あ、斎藤道三も未登録だよ。参ったね、今日はもう寝る。

その時歴史が動いた/戦国をひらいた男/NHK総合

戦国時代とは旧来の権威や規制に拠らず、激烈な争闘を勝抜いた個人(戦国大名)が 決めたルールで国々が統治された時代である。織田信長からさかのぼること二世代、斎藤道三や毛利元就より一世代前にこのことを成し遂げ「最初の戦国大名」となった男が北条早…

源義経の合戦と戦略/菱沼一憲/角川選書

源義経の合戦と戦略 ―その伝説と実像― (角川選書)作者: 菱沼一憲出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/04/25メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る id:sanraku2:20050516:b1 第3章、在京期 第4章、西海の戦陣 『吾妻鏡』を軸…

源義経の合戦と戦略/菱沼一憲/角川選書

源義経の合戦と戦略 ―その伝説と実像― (角川選書)作者: 菱沼一憲出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/04/25メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る 第1章、義経の時代と生い立ち 第2章、挙兵から一ノ谷の合戦まで (つづく) …

義経 第19回「兄へ物申す」

今回のポイントは以下のとおり。 後白河院、法住寺殿へ移御 治承五年(1181)閏2月25日のこと。のちに木曽義仲の攻撃を受ける御所です。 源範頼登場 蒲殿、出番遅すぎのような気がするけど、いつ鎌倉にやってきたんでしたっけ。はっきりとしなかったような気も…

義経 第18回「清盛死す」

「諸君らが愛してくれた平清盛は死んだ!なぜだ?」 「ボウ・・・ズだからさ」 ゴメンナサイ。 さて、鎌倉では義経が大蔵御所の一角に住まいをもらっていました。以前に言及*1した、時代考証の奥富氏の意見が取り入れられたということなんでしょうか。 それ…

義経 第17回「弁慶の泣き所」

えーっと、そろそろ脱落者続出の予感? えっ、私? 私はちゃんとリアルタイムで見てますよ。言及する余裕がなかっただけで。(^^; 今回の話は、弁慶の恋物語と静御前の帰洛がメインですが、これらはオリジナル話なので取り立てて言及することもないですが・・…

歴史読本6月号 源義経をめぐる女人たち/新人物往来社

歴史読本 2005年 06月号出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2005/04/23メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 平氏一門を彩った女人たち/樋口州男 治部卿局・大納言典侍局/槇道雄 今回個人的に興味を持って読んだのは上記2つ…