はじめてのお伊勢参り1―松阪城と本居宣長関連史跡―
※2015年6月12日の記事です。
先週金曜土曜と1泊2日で三重県に行ってきました。
強風により途中で挫折した昨年のリベンジです。今回は伊勢神宮参拝きっぷを利用。当日購入できないきっぷなので、近畿日本ツーリストで事前に購入しておきました。手数料もかからず、特急券も手配できるので助かります。
早朝5時半に自宅を発って、東京駅6:30発の新幹線に乗る、といういつものコースで名古屋に移動。そして近鉄名古屋駅のホームへ。
8:50発の特急に乗車。平日だからか、スーツ姿のビジネス客の割合が高かったです。
松阪駅9:59着。
昨年行けなかったところに、あっさり着いちゃいました。
まずは松阪散策へと向かいます。
天気が心配でしたが、雨は朝のうちに止んだようです。初めは曇りでしたが、この後、徐々に回復。気温もドンドン上昇して夏日となりました。
本居宣長宅跡
趣ある通りを進んでいくと、
跡地には建物の礎石が残されており、また奥には宣長の長男春庭の旧宅と土蔵もあります。
なお、本居宣長旧宅は次に訪ねる松阪城に移築されています。
松阪城
蒲生氏郷が築いた松阪城。江戸時代は紀州藩の所領となり城代が置かれました。
松阪城のウリはこの見事な石垣。
建物は残っていませんが、石垣だけでも充分楽しめます。
表門跡から天守台を目指して、石垣を眺めながら進みます。
城内にある歴史民俗資料館はスルーして先に進みます。
月見櫓跡からは東側に広がる市街地が望めます。
本丸上段に到着。
本丸上段の西側に天守台があります。
ここに建っていた三重天守は、江戸時代初期には失われてしまったそうな。
天守台の隣、敵見櫓跡。
敵見櫓跡から本丸上段を見る。結構広いですね。何も無いからかな。
本丸上段の西隣「きたい丸」の石垣。高いです・・・落ちたらアウトですわ。
本丸上段から本丸下段を経て、隠居丸へ。
隠居丸には本居宣長旧宅が移築されています。
本居宣長記念館で入館券を購入。
旧宅と記念館の共通券なので、ついでに記念館の展示も見学したのですが、貴重な品が多数展示されていて、思いのほか見応えありました。
残念ながら2階の書斎は見学できませんが、1階は余すところなく見て回れます。
襖が全て取っ払われているので広く感じますけど、実際には襖で仕切られて狭く感じていたのではないでしょうか。
続いて二の丸跡へ。旧松坂御城番長屋が見下ろせます。
裏門跡から退城しました。
旧松坂御城番長屋
重要文化財。現在も住居として使用されています。
キレイに整備された生垣。
奥で手入れ中のところが公開住居だった模様・・・知らずに素通りしてしまいました(無念)
来迎寺
重要文化財の本堂。
一見すると普通の寄棟造の御堂に見えますが・・・
背後に宝形造の御堂をもつ複合仏堂になってます。
こんなの初めて見たヨ。
珍しいのでちゃんと写真を撮りたいのですが、木と建物に阻まれてこれが精一杯でした。
樹敬寺
こちらには本居宣長の墓があると聞いてやって来ました。
道路を挟んで南側の墓地へ。
本居宣長と長男春庭の墓は国指定史跡となっています。
こちらが本居宣長夫妻の墓石。「高岳院石上道啓居士」が本居宣長の戒名です。
ちなみに郊外の山室山にも本居宣長の墓があるのですが、遠いので今回は断念。レンタカー借りて行くしかないですな。
3時間を越えた松阪散策の〆はやっぱりコレ。松阪牛でしょう。
奮発して1万円超のステーキをいただきました。美味しかったです。美味しかったんですが・・・やっぱり値段が頭から離れない貧乏性の私(苦笑)