2014青春18きっぷの旅6―四日市・一身田・西岡崎―
※2014年3月21日の記事です。
前回の旅から2週間。再び青春18きっぷで旅に出ました。
これまであまり訪ねたことのなかった三重県をめぐる予定でしたが、この日は強風で吹き荒れて、紀勢本線が一時ストップ。2時間も身動きが取れず、その後もダイヤが乱れていたので、涙をのんで途中で引き返すことにしました。
早くリベンジしたいところですが、まだ実現していません。
東京から名古屋まで新幹線でワープして、名古屋からは関西本線の区間快速に乗って四日市駅9:20着。
JR四日市駅を出て、海岸方面へ向かいます。
末広橋梁(旧四日市港駅鉄道橋)
工場や倉庫が立ち並ぶ地区を走る貨物線の先に見えてきました。
昭和6年完成の跳ね上げ橋。重要文化財。
現存最古で、しかも現役だそうです。動いているところを見てみたいですね。
四日市港を眺めつつ、次の場所へ移動。
四日市旧港港湾施設
明治時代に建設された四日市港の防波堤が今も残されています。
こちらは西防波堤。重要文化財。
西防波堤の奥に見える200mに及ぶ防波堤も重要文化財。
あちらの防波堤には大波の威力を弱めるための水抜き穴が並んでいて、「潮吹き防波堤」と呼ばれるそうな。
この他、築港に私財を投じた稲葉三右衛門の功績を讃える顕彰碑が重要文化財の指定を受けています。
やってきたのは一身田駅。
結構立派な木造駅舎です。
専修寺
駅から徒歩5分。巨大寺院に到着しました。
浄土真宗高田派総本山の専修寺です。浄土真宗と言うと本願寺派が有名ですが、高田派もかなりの勢威を誇っていて、戦国時代には各地で本願寺派と敵対しています。
ここの堂舎も本願寺派に負けず劣らずデカイです。
また、境内には親鸞の遺骨の一部を埋葬したという御廟もあります。
続いて松阪へ向かうため、一身田駅に戻って来ましたが、一向に列車がやって来る気配が無い・・・。
無人駅なので、こんなとき頼りになるのはネットだけ。調べてみると強風の影響で紀勢本線が止まっているらしい。それだけではなく、関西本線や東海道本線なども止まったり遅れたりしている模様。
近鉄の方は動いているようだけど、青春18きっぷの旅だし、今後止まるかもしれないし・・・と、逡巡しているうちに2時間経過。
その後ようやく運行再開となりましたが、相変わらず強風は治まる気配はないので、これ以上の進軍を断念。宿泊地の豊橋目指して引き返すことにしました。
亀山駅14:45着。
乗り換え列車はすぐに来ないので、昼食をとるため駅前へ。
駅前の食堂で肉うどんをいただく。疲れた心と体に優しい味でした。
そして関西本線で名古屋駅16:33着。10分ちょいの遅れで済みました。
そして東海道本線に乗り換え。
意外と順調に移動出来たので西岡崎駅で途中下車しちゃいました。
妙源寺
駅から徒歩5分。浄土真宗高田派の寺院です。
桧皮葺の屋根と均整のとれたフォルムのシンプルで美しい御堂です。
境内には紀州藩の付家老安藤直次の墓がありました。
この他、平岩親吉や長坂血槍九郎の墓があったようですが、見逃しました(汗)
そして豊橋駅18:52着。
予定より早くなりましたが、この日はこれにて終了です。