日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

近江編/3日目/大津市

<写真>http://www2.pf-x.net/~sanraku/ohmi09/index.htm


3日目は比叡山へ! 山の中を歩き回りましたが、足の具合は前日ほど酷くはなかったので助かりました。やっぱりアスファルトだと膝に負担が大なんだろうな。

7:45 坂本駅到着

京阪電鉄石山坂本線に乗って終点まで。ケーブルの駅まで女子高生の波に乗って歩く。ケーブル坂本駅の隣が比叡山高校でした。

8:00 ケーブル坂本駅出発

ロープウェイには結構乗っているような気がするのだけど、ケーブルカーに乗るのは随分久しぶり。10年ぶりくらいか。ケーブルカーって少ないんですかね?
始発車両に乗ったのですが、乗客は思ったより多め。どうやら皆さんお知り合いのご様子で、推察するに比叡山上で働かれている方々ではないかと。ケーブルカー通勤ってのも粋だね。天気のいい日は眺めも最高だし。

8:10 ケーブル延暦寺駅到着

ケーブル坂本駅とともに登録有形文化財登録文化財制度って良く分からなかったのでちと勉強。ふむふむ・・・つまり、指定文化財制度から漏れがちな近代建築・遺産を保護を目的とし、しかも指定文化財に比べて文化財の幅広い利用方法が認められている、とな。



8:25 延暦寺東塔(根本中堂・文殊楼)

まずは延暦寺の中心道場・根本中堂へ。朝一番なので参拝客も居らず、のんびり見学。
その後、文殊楼を見て、根本中堂の方から蓮如堂へ向かおうとすると呼び止められてしまった。防災道路なのでこっち(根本中堂の方)からからではなく、反対側(延暦寺会館の方)から行って下さい、とのこと。膝が多少痛むので大回りは辛いけど、まーそれはいいんです。分からんのが、逆側は通ってもいいという理屈。こっちも歩行者通行止めの看板が出てるんですけど・・・人目につかないからOKってことなのだろうか。
蓮如堂の次ぎは法然堂へ。抱いていたイメージと違って、生活感溢れる民家という感じなんですけど。

9:25 慈覚大師円仁廟

法然堂よりどんどん奥へ進み、もう何もないんじゃないかと思うくらいのところにようやく見えて来ました。

9:50 延暦寺東塔(大講堂)

再び東塔に戻って来ました。大講堂前の梵鐘を撞く。一撞き50円なり。

9:55 比叡山国宝殿

前日、比叡山のケーブルカー・バスが乗り放題で延暦寺三塔(東塔・西塔・横川)を拝観出来る「比叡山ケーブル&バス回遊券*1」を購入、利用していたのですが、ここだけは別料金だそうな。450円なり。仏像マニア向けかな。

10:25 延暦寺東塔(戒壇院・法華総持院)

法華総持院阿弥陀堂の裏手から西塔へ向かう。

10:50 延暦寺西塔(浄土院)

伝教大師最澄の御廟があります。

11:05 延暦寺西塔(椿堂・にない堂・釈迦堂・相輪棠)

11:35 延暦寺西塔(瑠璃堂)

西塔の外れ、奥比叡ドライブウェイを渡ってしばらく歩かねばなりませんが、行くだけの価値はあるかと。小ぶりながらシャープに引き締まったフォルム。そして織田信長の叡山焼き討ちを免れ、現存する唯一の建物という歴史を持つ御堂です。

12:00 西塔バス停出発

横川は北へかなり離れているのでバスを利用。

12:10 横川バス停到着

12:15 延暦寺横川(横川中堂・慈恵大師御廟・四季講堂・恵心僧都廟)

横川(よかわ)は慈恵大師良源、その弟子恵心僧都源信の隠棲地。そして学問道場として栄えたストイックな地。
横川というと、『源氏物語』の「宇治十帖」に出てくる横川の僧都が真っ先に思い浮かびます。浮舟を助けたお坊さんですね。彼のモデルとなったのは恵心僧都源信であるという話があるそうです。へー、ひとつ勉強になりましたよ。
彼の廟所は横川の南外れにあります。ちょっと遠いですが、道が整備されているので行きやすくはあります。

14:20 横川バス停出発

この時期の平日は1時間に1本しかなく・・・40分も待たされるハメになってしまった。

14:35 東塔バス停到着

15:10 ケーブル坂本駅到着

15:15 日吉東照宮

唐門が開門されるのは土日祝日のみってことで、本殿・拝殿は透塀越しに覗くだけ。

15:30 求法寺、日吉大社

求法寺の走井元三大師堂(県指定文化財)は日吉大社西受付のすぐ目の前にあります。
日吉大社は西本宮・東本宮を始めとして数多くの文化財建築を擁していて楽しい。さらに日吉三橋という3つの石橋も重要文化財。この日吉三橋がよく分からなかったので、東受付のおばちゃんに尋ねてみたところ、色々教えていただきました。感謝感謝。拝観料300円。

16:20 旧竹林院

最後は受付終了間際の旧竹林院に滑り込む。拝観料310円。

*1:2500円。JR西日本みどりの窓口で買えます。