2014夏の九州旅行17―佐賀城―
※2014年7月26日の記事です。
旅4日目は佐賀城からスタート。
佐賀藩鍋島家36万石の居城には、鯱の門及び続櫓(重文)が現存するほか、2004年に本丸御殿が復元されています。
佐賀駅バスセンターからバスで10分ちょい。9時過ぎに到着しました。
連日の猛暑で体力が、そして前日の列車遅延で気力がゴッソリ削られたので、いつもより遅めの始動です。
佐賀城は6年ぶり2回目の訪問。
前回は時間が無くて駆け足で巡ったので、今回はじっくり見て回ります。
重要文化財「鯱の門及び続櫓」から本丸へ。
本丸周辺は石垣が築かれていますが、西国の大藩の割に規模は大きくありません。
本丸御殿はまだ開館時間(9時半)前なので、他を見てまわります。
御殿の南側の野原を突っ切ります。
復元された南西隅櫓台。
櫓台の上に登ります。
最大70m幅の南堀。蓮がビッシリ埋め尽くしていました。
南西隅櫓台から北に延びる土塁石垣。外側は石垣ですが、内側は土塁になっています。
本丸御殿を望む。
こうして見ると、広い本丸にポツンとしていますが、それもそのはず。復元されたのは全体の一部です。
草に隠れがちですが、平面表示もされています。ただしこれも一部。
平面表示くらい全体でしてくれてもいいのに。
開館時間になったので戻ってきました。
御玄関には以前なかったものが展示されていました。
アームストロング砲(模型)と2門の臼砲(実物)。
御玄関より入場。
入ってすぐ正面は御式台。いわゆる応接間です。
御式台から延びる長い畳敷きの書院廊下。
襖戸の取っ手。これも復元されたものかな?
床下の様子が見える展示。
復元された本丸御殿は、旧御殿礎石を埋め戻して、遺跡を保護する耐圧盤の上に建てられています。
外御書院一之間。
手前の一之間から二之間、三之間、四之間。
畳廊下も合わせると320畳にもなる大空間で、藩の公式行事が行われました。
藩士の控室であった屯之間。現在は休憩室になっています。
御小書院は企画展示室になっています。展示物は撮影不可。
藩主の居室であった御座間です。
ここは現存建築で、公民館として使用されていたものを復元移築してきました。
本丸御殿を後にして、天守台へと向かいます。
西門から本丸を出ました。
西門から南側をみれば、石垣の先に西南隅櫓台。
西門を出て、北側へ回ると天守台です。
五重天守が聳えていた天守台。天守は江戸時代中期に焼失。以後再建されませんでした。
天守への入口。
入口は普通、内側の本丸に設けるものなんですが、佐賀城は何故か外側にあります。
取付台から天守台へ。
石段は後世に作られたもののようです。本来は建物で連結していたのでしょう。
天守台。特に何もなく。
見下ろせば目の前に本丸御殿が。