日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

関西私鉄沿線めぐりの旅12〜多田神社・中筋八幡神社・中山荘園古墳〜

※2012年4月28日の記事です


豊中市散策の後は、兵庫県川西市多田神社、ついで宝塚市の中筋八幡神社・中山荘園古墳を訪ねました。


多田神社は、もともと多田院といって、多田満仲が建立した寺院でしたが、明治の神仏分離で神社となりました。ただし「多田院」の名で国指定史跡となっています。
ちなみに多田神社では満仲をはじめ、頼光、頼信、頼義、義家の清和源氏5人が祀られていますが、多田の地は頼光流の摂津源氏に継承されており、頼信流の河内源氏との関わりは、源頼朝が多田行綱から多田庄を没収するまでありません。

多田神社

能勢電鉄多田駅から西へ徒歩20分ほど。
境内正面の南門(県指定文化財)から境内へ。


まっすぐ進んだ先にある随神門は重要文化財




また、拝殿と本殿も重要文化財。ともに桧皮葺の屋根が実に見事です。

中筋八幡神社

阪急電鉄中山駅から国道176号沿いを東へ歩くこと約10分。小さな神社に到着しました。


こちらの本殿は重要文化財


しかし覆屋の中にあって、しかも格子窓のガラス越しに覗くのが精一杯。なんとも欲求不満が募ります。


なお、本殿をはじめ、こちらの建物は阪神淡路大震災で倒壊しましたとのこと。
本殿は復元修理によって蘇り、その他も見事に再建されています。

中山荘園古墳

中筋八幡神社から今度は西へと進み、中山駅を越えて北側の高台へ。


マンションの隣で発見された八角形の小型古墳です。国指定史跡。



古墳からの眺め。見晴らしは良いですが、住宅地なので面白味には欠けます。