青春18きっぷで奈良・和歌山へ/1日目/東海道本線・なら燈花会
お盆の時期は使えるトクトクきっぷが少ないのが難ですね。仕方がないので3年ぶりに青春18きっぷを使って出掛けることにしたのでした。ちなみに前回はJR発足20周年で5回8000円と激安でしたが、今回は通常通りの5回11500円。
さて初日は、関西目指してひたすら東海道を西へ西へ。名古屋からは関西本線を進み、途中奈良に立ち寄って燈花会を見物してから大阪に出て一泊。奈良は2日目に泊まるのでこの日は予定していなかったのですが、台風が迫ってきており、もし明日の燈花会が中止になったら残念すぎるので、急遽予定を変更して行ってきたのでした。
(8/18更新完了…冒頭写真は「なら燈花会」春日野園地会場)
東海道本線(東京→沼津→興津)
大宮の自宅を5:30に出発し、始発列車で東京へ。そして6:34発の沼津行きに乗車。座ることは出来ましたが、結構な混み具合。小田原を過ぎれば空くだろう、と考えていたのは甘く、そのまま終点まで。
沼津駅では8:43発の浜松行きに乗り換え。当然乗り換える人はたくさんいるので、急いで乗り換えて、こちらでも何とか座席を確保。まあ、ラッシュというほどではないですけど、旅という雰囲気は全く味わえません。まだ始まったばかりですが、この先もずっとこうだとしたら・・・先が思いやられます(x_x)
そして9:20興津到着。ようやく一息つけました(^。^;)
清見寺
ここ清見寺は、人質時代の徳川家康が学問に励んだという名刹で、江戸時代には朝鮮通信使の接待が行われたことから、国指定史跡「朝鮮通信使遺跡」のひとつとなっています。
かつて境内から望めたと思われる駿河湾は遠く微かに見える程度。今は目の前を東海道本線が走っています。
堂内は拝観料300円。
池水と枯山水を組み合わせた庭園。国指定名勝。
雨がパラつきましたが、お陰でしっとり感が出たように思います。
ところで、興津といえば西園寺公望の別荘地。清見寺からすぐのところに復元された坐漁荘があります。入館無料なのですが、もう時間がなかったので、今回は入口で引き返しました。ちなみに、本物は愛知の明治村に移築されている由。
東海道本線(興津→浜松→新居町)
10:25発の浜松行き列車に乗車。興津始発なので乗客も少なく、ようやくまったり出来る♪と喜んだのも束の間、静岡であっさり満席に。
そして浜松で12:02発の豊橋行きに乗り継ぎ。
12:17新居町駅で下車。興津の曇り空が嘘のように、強い陽差しが照りつけていました。
新居関跡
駅から徒歩10分足らず。東海道に設けられた新居関跡に到着。特別史跡。観覧料300円。
かつては浜名湖に面しており、こうして渡船場が復元されています。
現存唯一の関所建築。建物自体に文化財の指定が無いのは、幕末に建て替えられたためでしょうか。
本興寺
強さを増すばかりの陽差しの下、汗びっしょりになりながら歩くこと10分。
この山門は、もともと三河吉田城の城門で、江戸時代初期に寄進されたのだとか。市指定文化財。
参道を進むと一番奥に茅葺き屋根の本堂が見えてきます。重要文化財。
東海道本線(鷲津→豊橋→名古屋)
慌ただしいですが、13:40発の豊橋行きに乗車。降車客が多く、運良く座れました。
そして豊橋で14:03発の快速で一気に名古屋へ。ここまでずっとロングシート車両だったので、転換クロスシートが嬉しい(´ー`)
関西本線(名古屋→亀山→加茂→奈良)
15:05発の快速亀山行きで終点まで1時間。何とか座れました。
亀山から先は過疎路線・・・16:45発の加茂行きで終点まで1時間20分。本数少ない上に2両編成で、そのうえ時期が時期だけに車内はそれなりに混んでいます。
加茂で18:21発の大阪行きに乗車。たくさん車両を連結しているので、最後尾へ行ったら奈良までガラガラでした。ずっとこうだと在来線の旅も楽なんですけどねぇ(^^;
18:36奈良駅着。4年ぶりの奈良。高架駅になっていて、綺麗になっていてビックリ。
駅前はまだ工事中でした。
現在の駅舎北側にはレトロな旧駅舎が。現在は奈良市総合観光案内所として利用されています。
奈良国立博物館会場
「ライトアッププロムナード・なら2010」(7月17日〜9月26日)の期間中は重要文化財の本館がライトアップされています。
そして本館の東側が「なら燈花会」(8月5日〜8月14日)会場のひとつです。
ここは灯りの数は少なめ。
春日野園地会場
こちらはとにかく広いです。
うーん、出来映えは今ひとつ(^^;
「なら燈花会」は三脚禁止なので結構つらいです。さらに「FinePix HS10」の液晶画面は綺麗に撮れたように見えても、実際にはピンぼけしている、ということも。
取りあえず、手持ち夜景撮影のときはもう少しISO感度を上げた方が良さそうですね(^^;