功名が辻 第15回「妻対女」
今回もまたぬるいストーリー展開でございました。お馴染みのコントとか、ラブストーリー(?)とか、それはそれで楽しめますけど、私の興味を惹くネタの欠如が何より痛い。
今回は長篠の戦いの直前、天正三年(1575)4月〜5月という時期にスポットを当てていましたが、特に史実を基にしたような点は見当たらず、ほぼ創作ストーリーかと。
それでも通は創作話からでも歴史論を展開できるのでしょうし、あるいはこういうときこそ風俗考証の蘊蓄を語ったりするのでしょうけど、そんな域に達するまでの道のりは険しすぎる・・・(-"-;)
- 祖父江新右衛門の隠居→そもそも新右衛門のモデルとなった人物がハッキリしない、新一郎にしても同様
- やもめ五藤吉兵衛→そもそも一豊より年下のようだし、しかも娘がいて婿が名跡を継承したらしい*1
- 六平太と小りん→言わずもがな
- 中村一氏と堀尾吉晴のそれぞれの妻が懐妊→それぞれの嫡男が生まれるにはまだ早過ぎる、他の子供についてはよく知らないもののちょっと話ができすぎている
- 不破市之丞危篤→没年不詳では?それと彼には息子がいて後に山内家に仕えてます
淋しいのでちょっとしたメモ書きだけ残しておきます。
*1:吉兵衛死後に変わって重臣となった弟の為重とはまた別系統の模様。