日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

平将門/北山茂夫/講談社学術文庫

平 将門 (講談社学術文庫)

平 将門 (講談社学術文庫)

底本が刊行されたのは1975年。今から30年も前なのでちょっとビックリ。読んでいてあまり古臭さは感じなかったけど・・・それは現在の将門研究について知らないせいかな。
基本史料は『将門記』のみのようで、それに則って記述、検証しているのですが、その他の史料はどうなってるのだろう?その後に発見されたりしてないだろうか?などなど気になることは多い。近年の研究が読める手軽な本があれば読みたいところ。


ちなみに1975年というと、大河ドラマ風と雲と虹と』放送の前年にあたる。ということは、この本も大河便乗本として書かれたのでしょうね。当時も便乗本が出てたんだと思うと感慨もひとしお。