秩父芝桜の丘へ―高麗の郷―
※2014年5月4日の記事です。
県内と言っても結構遠い秩父。そんな秩父まで行きながら、芝桜だけ見て帰るというのもさすがに勿体ないので、西武秩父線沿線を少々寄り道することにしました。
行き違う西武秩父行きの列車はいずれも満員。特に普通列車はラッシュ並みの混雑で、早朝に行っておいて正解でした。
それを尻目に、こちらは空いている列車で東吾野駅まで。
福徳寺阿弥陀堂
駅から北へ徒歩15分。
鎌倉時代中期に建立されたとみられる銅板葺の小さなお堂。重要文化財。
続いて高麗駅に移動。
「高麗(こま)」の地名は、滅亡した高句麗からの亡命者を開拓のため移住させ、この地に高麗郡を設置したことに因るもの。
高麗村石器時代住居跡
駅北側すぐ、縄文時代の竪穴式住居跡があります。国指定史跡。
巾着田
この時期は見頃の花も無さそうなので、立ち寄らずにスルー。
高麗川沿いはバーベキュー客で混み合っており、風情もへったくれも無さそうでしたし。
高麗郷古民家(旧新井家住宅)
巾着田の北、県道15号線沿いに立派なお屋敷が。
こちらは今年4月に国登録有形文化財となったばかりで、しかも無料公開されています。
翌日がこどもの日ということで、鯉のぼりが棚引き、
また五月人形が飾られていました。
聖天院
境内には高麗王若光の廟所があります。
高麗神社
こちらは高麗王若光を祀る神社です。
境内でキャラクター看板を発見。
高麗郡1300年祭のマスコット、トライくんとミライちゃん (ナビにゃんも?)です。トライは渡来、ミライは未来に因んだ命名でしょうか。
高麗家住宅
高麗神社の北側に、高麗神社の宮司を代々務めてきた高麗家の古民家が残されています。重要文化財。