その後の慶喜/家近良樹/講談社選書メチエ
- 作者: 家近良樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- id:sanraku2:20050302:b1
- 第2部、東京時代の徳川慶喜
- 第5章、修復された皇室との関係―公爵授与以前
- 第6章、老いと自分史への協力―公爵授与以後
いやー、面白かった。明治時代以降の徳川慶喜の人生をこれだけ丹念に追った書籍は他にないでしょう。ひたすら謹慎、ひたすら趣味の世界に没頭、なのかと思っていましたが、結構色々なことをしていたりするのが分かるし、周囲との関係も見えてきて、非常に新鮮な感じを受けました。
家近氏の著書を読んだのはこれで3冊目ですが、いずれも私のツボを確実に捉えてきます。次の著書はどのようなテーマで来るのか、気が早いですが楽しみなところです。
この本を読んで慶喜の撮った写真を見たくなってきた。『将軍が撮った明治―徳川慶喜公撮影写真集』『将軍・殿様が撮った幕末明治―徳川慶喜・昭武・慶勝写真集 (別冊歴史読本 (47))』あかん・・・在庫切れだ。写真じゃないけど『慶喜邸を訪れた人々―「徳川慶喜家扶日記」より』は買えそうだ。
あとは松戸市戸定歴史館の図録だが・・・
http://www.city.matsudo.chiba.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC010000&m=1&d=&Gc=277
くっ、こちらも売り切れてるものが(T-T) でもまあ近いうちに松戸散策へ赴きたいと思うのでした。