愛知の城めぐり旅23〜吉田城・豊橋ハリストス正教会〜
※2012年3月20日の記事です
東三河の拠点城郭、吉田城へ。重要文化財の豊橋ハリストス正教会もすぐ近くにあります。
豊橋ハリストス正教会
重要文化財「豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬太聖堂」です。
初代神父マトフェイ影田の叙聖35周年記念に建設されたもので、「馬太」はマトフェイの当て字だそうな。
横長の建物なので、見る角度が違うと印象も異なります。
中を見学しても良いものか・・・躊躇われる雰囲気だったので、止めておきました。
吉田城跡
現在は豊橋公園となっています。公園入口は三の丸口門跡。
吉田城は戦国時代には徳川氏の拠点として重視され、酒井忠次が城代を務めていました。また豊臣政権下では池田輝政が15万石を以て入城し、近世城郭へと大改修しています。江戸時代は他の三河諸藩と同様に譜代の小藩が入れ替わり立ち替わりのため、それ以上の発展はなかったようです。
遺構が見られるのは本丸周辺。
本丸の周囲は石垣が廻っています。
本丸跡は広場になっています。奥に見えるのは本丸隅櫓。
本丸隅櫓は、鉄櫓跡に建てられた模擬櫓です。考証に基づく復元櫓でないのが残念。最近修理工事がなされたのか、どことなく小ぎれいな感じがしました。
なお現在のところ内部は通常公開されていません。
本丸隅櫓の脇には枡形虎口。降りていくと豊川沿いに出ます。
眼下に広がる豊川の眺め。吉田城のところで丁度蛇行しています。