真夏の広島紀行プラス神戸・大阪/3日目/広島市・廿日市市
(9/9更新完了…冒頭写真は原爆ドーム)
8:15 原爆ドーム
昨日の疲労も考慮して今朝はゆったりめのスタート。
広島観光と言ったらまずはココでしょう。旧広島県産業奨励館で、原爆投下を受けるも爆心地周辺では数少ない全壊を免れた建物。戦争遺産として保存が図られ、国指定史跡そして世界遺産となっています。
写真や映像では何度も見ていましたが、ナマで見ると思った以上に痛々しいですね。風化の影響もあるのかな。
8:40 広島城
左から平櫓・多聞櫓・太鼓櫓。平成6年に木造復元されました。
平櫓と同じく平成6年に木造復元された表門。逆光にやられた(>_<)
表門から太鼓櫓にかけては無料公開されていますよ。お見逃しなく!
本丸側から見た太鼓櫓・多聞櫓・平櫓・表門。
これらで構成されている郭は二の丸と呼ばれますが、その広さからして、本丸防御のための「馬出」と呼ぶのが相応しいでしょう。
そして本丸西北に聳える五重の大天守。
旧国宝の天守は残念ながら原爆の爆風を受けて倒壊しており、現在立つのは鉄筋コンクリートの復元天守。
ちなみに撮影場所には小天守が立っていましたが、明治時代初めに取り壊されています。
入館料360円。館内の展示をザックリ眺めて最上階へ。
ん・・・眺望はいまひとつかな(^^;
最後は内堀沿いを歩いて対岸より天守を撮影。
10:45 縮景園
広島藩主浅野家の別邸で、茶人として有名な家老上田宗箇によって作庭された庭園。
国指定名勝。入園料250円。
爽やかな青空のもと、緑が眩しくて、とっても気持ちが良かったです♪(^O^)
12:20 平和記念公園
世界恒久平和を願って作られた広大な公園。国指定名勝。
毎年8月6日の平和記念式典の開催地として知られます。
原爆死没者慰霊碑。国内外から大勢の方が参拝に来ていました。
よく見ると、穴の向こうに原爆ドームが!
12:55 旧国泰寺愛宕池
市指定史跡。
国泰寺は、毛利輝元の広島城築城に際して安国寺恵瓊によって「安国寺」として創建されました。当時の海岸線はこの付近にあり、岩礁を利用して築かれたのが愛宕池だそうです。
その後、福島正則の藩主時代に「国泰寺」と改められ、さらに次の藩主浅野氏の菩提寺となりましたが、戦後に被爆して郊外へ移転。愛宕池の遺構だけが往時を偲ばせます。
13:50 不動院
足利尊氏が全国に建てた安国寺のひとつで、安国寺恵瓊によって復興された。
中央奥の楼門は重要文化財。
国宝の金堂。現存の中世建築では最大級らしいが、それほど大きいという感じはなく、それよりもフォルムの美しさが印象に残った。
重要文化財の鐘楼。
広島は原爆被害を受けているので、こうして文化財建築を楽しめるのは郊外のココと、國前寺くらいですね。
広電(紙屋町東→広電廿日市)
広電の誇る最新式の低床車。今回は残念ながら乗る機会がありませんでした(;_:)
乗ったのはこちら。宮島口行きの列車です。混んでいましたが、運良く座れました。
それにしても広電の乗車率の高さには驚かされました。運行本数も多いし、複数の車両を編成した列車も走っているので、輸送量はそれなりにあると思うのですが、それ以上に利用者が多いということでしょうね。空いていたのは夜中と白島線くらいでした。
45分ほどで到着。それなりの駅かと思っていましたが・・・無人駅でした。
15:25 桜尾城跡
宮島対岸の拠点城郭。厳島合戦の際には毛利家家臣の桂元澄が城主として守りを固めていました。
城跡は公園となり、グラウンドが広がっていました。遺構は見当たらず・・・高台という地形がかろうじて城跡であることを思い出させてくれるくらい。
16:45 國前寺
広島駅の北側、徒歩10分ほどのところにある寺院。
重要文化財(本堂・庫裏)があるのですが、この日は葬儀式場になっていたので、明日また出直すことにしました。
広電(広島駅→銀山町)
17:20 世界平和記念聖堂
再訪問。今度はバッチリ撮れました♪
この聖堂は原爆犠牲者の慰霊と世界平和の祈念のために建てられ、戦後復興の先駆的建築として重要文化財に指定されています。
写真を撮っていると、その姿が尋常じゃなかったのか(?)、ボランティアガイドの方が声を掛けてきて、公開時間が過ぎているにも関わらず内部を案内して下さいました。
まずは付属の塔へ。かなりの高さがありますが、階段を登っていきます。
塔の上には大小4つの「平和の鐘」。現在も自動で鳴らしているそうです。
そしてこちらが聖堂内部。
祭壇。
パイプオルガン。
最後に地下聖堂。
案内して下さったボランティアの方にお礼を述べて辞去しました。