石田三成とその子孫/白川亨/新人物往来社
- 作者: 白川亨
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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意外な系譜の繋がりが盛りだくさん。
自分でも確認しておきたいところですけど、今はそこまでの余力無し(-"-;)
ところで、著者の白川氏といえば北政所西軍加担説の提唱者。本書でも何故か第1章を北政所にまるまる割く力の入れようです。
しかしそれに対する学界の反応はほとんど無いような。反論するでもなく、従来の東軍加担説や中立説でお茶を濁すのがせいぜい。根拠も示されているのにどうなっているのやら。何らかのリアクションが欲しいですよね。
それに東軍加担説は根拠に乏しく、根拠として挙げられる小早川秀秋宛の浅野幸長・黒田長政連署状にしたところで、両名が「北政所のために」東軍に付くべきだと述べていますが、それが必ずしも北政所の意向とは限りません。彼らと北政所の遣り取りが確認できて初めて成立するものでしょう。それなしには、彼らが大義名分を掲げるために名前を出したに過ぎない、という可能性を否定しきれません。
というわけで、微力ながら西軍加担説を支持したいと思います(^^;