日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

次男坊たちの江戸時代/松田敬之/吉川弘文館

歴史文化ライブラリーの一冊。
副題は『公家社会の〈厄介者〉』。厄介者といっても「迷惑な人」という意味ではなく、「世話になっている人」といったニュアンスで、ここでは傍系親族の被扶養者を指します。


本書では彼らについての様々な事例、廃嫡・養子・猶子・密子(隠し子)などなど、を紹介しています。ただし、タイトルで「江戸時代」を謳っていますが、大半は幕末以降で、明治時代以後も含んでいる点に要注意。華族好きの私にとっては結果オーライですけど(^^;