次男坊たちの江戸時代/松田敬之/吉川弘文館
次男坊たちの江戸時代―公家社会の“厄介者” (歴史文化ライブラリー)
- 作者: 松田敬之
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
歴史文化ライブラリーの一冊。
副題は『公家社会の〈厄介者〉』。厄介者といっても「迷惑な人」という意味ではなく、「世話になっている人」といったニュアンスで、ここでは傍系親族の被扶養者を指します。
本書では彼らについての様々な事例、廃嫡・養子・猶子・密子(隠し子)などなど、を紹介しています。ただし、タイトルで「江戸時代」を謳っていますが、大半は幕末以降で、明治時代以後も含んでいる点に要注意。華族好きの私にとっては結果オーライですけど(^^;