桂太郎/小林道彦/ミネルヴァ書房
- 作者: 小林道彦
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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ミネルヴァ日本評伝選の一冊。
桂に対する「藩閥政治家」「山県有朋の子分」といった従来の評価は必ずしも適当ではない、という主張が興味深い。
桂と山県の政治路線の違い、山県ら元老の影響力を低下させた桂園体制、等々を指摘によって、桂独自の政治理論や人脈が窺える。
本書と同様昨年に出版された人物叢書『桂太郎 (人物叢書)』では、通り一遍の興味しか湧きませんでしたが、本書を読んで桂太郎(その周辺の人々も含め)に対する興味がむくむくと湧いてきました。