日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

京極為兼/井上宗雄/人物叢書

京極為兼 (人物叢書)

京極為兼 (人物叢書)

  • 第1、為兼の成長期
  • 第2、政界への進出―正応・永仁期
  • 第3、第一次失脚
  • 第4、帰還以後―嘉元・徳治期
  • 第5、両卿訴陳と『玉葉集』
  • 第6、頂点から第二次失脚へ


京極為兼は鎌倉時代後期の廷臣。藤原定家の曾孫で、歌人としても名を残しています。
また、伏見院の寵臣として権勢を振るうも、二度の失脚・配流という憂き目に遭うという波乱の生涯を送った人物です。


彼の評伝としては、ミネルヴァ日本評伝選の『京極為兼―忘られぬべき雲の上かは (ミネルヴァ日本評伝選)』が3年前に出ております。まあ、あちらを読んでいたので、本書も読んでみようと思ったのですけれど。
さて、あちらは主に歴史学からの視点でしたが、本書は著者が国文学専攻ということでそちら方面の視点で、歌人としての為兼に焦点が当たっています。
和歌などはサッパリな私は、正直なところかなり読み飛ばしてしまいました・・・。