日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

義経 第37回「平家最後の秘密」その2

再び「後白河院のお手紙」問題の件

この件に関して、『夜盗虫の朝寝坊』さんと『徒然独白 - 手鞠のつぶやき』さんが言及して下さいました。
手鞠さんは書状文面が映し出されたシーンのキャプチャ画像を載せて下さっていますので、未見の方は是非ご覧になって下さい。
で、この書状はやはりこの場面と無関係な「一ノ谷の戦い」に関する内容である可能性が高く、制作陣の初歩的かつ重大なミス*1なワケですが、どうも巷ではこの件に関する反応は芳しくない、というか知られていないようです。
まっさきに食いついてしかるべき2ちゃんねるでも、この件に関する言及は管見の限り見当たりませんでしたし・・・どうも安徳帝すり替え問題の影に隠れてしまっているような。あちらはあちらで、また重要な問題なのですが、少なくとも制作陣に意図ある演出*2であったでしょうし。それに対してこちらは意図云々とかそういうレベルではなく基本的な問題。そういう基本的なことが世間にほとんど知られぬまま、っていうのもかなり問題かも。
・・・と、ネットの片隅で訴えてみてもしょうがないか。(^^;

梶原景季よ、お前もか

さらに手鞠さんのご指摘で、自由任官を咎められた御家人の面々の中に景季がいたことを知る。
うはっ、そうだったのか。ということは、あのドラマの設定でいうと、まず義経が頼朝のお怒りを景季に伝え、そのすぐ後に今度は景季が頼朝のお怒りを義経に伝えた、こういうことになろう。
そりゃ「なぜだ!」と義経が言う気持ちも分かる(笑)。

*1:気付いていた上で放送した可能性もありますが、もしそうであればあまりに視聴者をバカにしている。

*2:必要であったかどうかはさておき。