徳川綱吉 イヌと呼ばれた男/年末時代劇特別企画/フジテレビ
イヌとは呼ばれとらんだろ、って前にも書いたっけ。
取りあえずフィクションだと分かっていても、性分なのでツッコミを入れずにはいられない。というかそのために見てるのだけど。
まずは簡単に気がついたとこだけ列挙・・・
- 将軍継嗣候補に挙げられた有栖川宮だが、「有栖川宮公」と呼ぶのはどうなのか?
- お伝の方を正室としているのはどうか。確かに正室鷹司信子の影は薄いし、お伝の方も徳松の生母ということで幅を効かせていたようだが。
- 綱吉が館林を愛して、しきりに懐かしがっているけど、綱吉の館林入城は一度だけでしかも四泊だけとか。
- 時系列がめちゃくちゃ。ドラマでは、「生類憐みの令・側用人設置→徳松死去→堀田正俊刺殺」となっているが、実際には、「徳松死去→堀田正俊刺殺→側用人設置→生類憐みの令」
さて、細かいツッコミはこのくらいにしてドラマについてですが、徳川綱吉役が草磲剛では線が細すぎるし、序盤の朴訥な綱吉像にかなりやきもきさせられたが、意外なことに徐々に偏執で独善的な綱吉像に近づいてきたではありませんか。おぅ、草磲くんナカナカいいじゃない。でも変わりすぎ。できれば最初からそうしてて欲しかったけど。