日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

「ぐるり北海道フリーきっぷ」最後の旅/4日目/白老町・伊達市・長万部町

最終日です。白老→伊達紋別長万部と、室蘭本線沿いをめぐります。この日も寒かった!(>_<)


(4/21更新完了…冒頭写真は白老仙台藩陣屋跡)

室蘭本線(苫小牧→白老)

朝の苫小牧駅


今朝は7:53発の普通列車で始動。


白老駅に8:16到着。ちょっとお洒落な駅舎ですね。

白老仙台藩陣屋跡

駅から徒歩25分で到着。結構、雪が降り積もっていました。
ここは蝦夷地防衛のため仙台藩が幕末に設置した陣屋跡です。国指定史跡。


外曲輪の虎口はなにげに枡形だ。


復元冠木門を通って外曲輪へ。


外曲輪。最早ただの雪原にしか見えん(^^;


先人たちの踏みしめた跡をたどって進みます。これが無かったら間違いなく引き返していましたよ。


そして内曲輪へ。本陣が置かれたところです。


空堀と堀が内曲輪の周囲をめぐっています。


内曲輪・・・ですが、やはりただの雪原(^^;


内曲輪を越えて先へ進むと鹽竈神社があります。


本国の鹽竈神社と同様高台に建てられていますが・・・まあ、規模は比べるべくもありませんが、故郷を離れて任務に着く藩士らの信仰を集めていたことでしょう。


陣屋跡には仙台藩白老元陣屋資料館も併設されています。入館料300円。

L特急すずらん2号(白老→東室蘭

10:50発の室蘭行き特急で白老を後にしました。


東室蘭駅11:14到着。

室蘭本線東室蘭伊達紋別

11:30発の普通列車に乗り換え。次の特急でも良かったのですが、こちらの方が到着が早く、空いていたので乗ってしまいました。


伊達紋別駅11:59到着。
駅には伊達政宗所用の兜を模したでっかい置物が。白老に続いてこちらも伊達氏ゆかりの地ですからね。
この地と伊達氏の関係は明治になってから。戊辰戦争後に領地を失った亘理伊達家(仙台藩主の一族)が、新天地開拓のため、家臣団とその家族3千人を引き連れて移住したのが始まりです。

伊達市開拓記念館

駅から徒歩で20分強。


入口から見えた赤い屋根の建物は迎賓館。明治時代の伊達家旧宅です。しかし冬期は見学できず。


その奥に記念館があります。入館料260円。
いまひとつ冴えない外観に似合わず、展示品はなかなかのもの。亘理伊達家の家祖・伊達成実着用の鎧兜や、伊達政宗直筆の書状などなど。亘理からの移住に際して、持てるものは全て持ってきたようです。


記念館の裏手に古民家があります。重要文化財の旧三戸部家住宅。蝦夷地移住当時の民家です。






特急スーパー北斗12号(伊達紋別長万部

13:51発に乗車。


14:23到着。まずは駅売店で名物の駅弁「かにめし」を注文。注文制なので要注意です。

飯生神社

駅から徒歩15分ほど。ここは南部藩のヲシャマンベ陣屋跡です。国指定史跡。




しかし、高台という地形の特徴を除けば、これといった陣屋らしさや遺構は見当たらず。雪に埋もれているのかな。

特急北斗14号(長万部→函館)

先ほど注文した「かにめし」を受け取り、スーパーじゃない普通の「北斗」に乗車。15:28発。



車内で遅い昼食。「かにめし」は蟹の身がギッシリ詰まっていました。


車窓から小沼を見て、


駒ヶ岳を見送るともうすぐ終点函館です。

特急白鳥32号(函館→八戸)

函館駅での乗換時間は僅か4分。しかし、向かいのホームなので、多少の余裕はあります。16:51発。


青函トンネルを通過。トンネル最深部は、青と緑のライトが付いています。

東北新幹線はやて32号(八戸→大宮)

八戸では乗換時間11分。20:00発。北斗星に始まり、長かった列車旅もこれで終わりです。



八戸で購入した「前沢牛vs白金豚対決弁当」で旅をしめくくりました。



さて、この3月で「ぐるり北海道フリーきっぷ」に「三連休パス」が廃止され、今後は北海道に行きにくくなってしまいました。まだまだ行きたいところもありますし、今度は何としても暖かい時期に行きたいものですが・・・「青森・函館フリーきっぷ」を活用するほかありませんね。それも道南のみですが。