日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

雪景の城めぐり/4日目/松本市・諏訪市

最終日は雪景色が皆無でありますが、松本城・高島城とめぐりました。
松本城は幼少の頃に訪れていて、その時のことも朧気ながら覚えておりますが、まあ実質今回が初訪問といったところ。とにかくこれで現存十二天守完全制覇も残すところ犬山城松江城のみ。年内達成に向けて上々の滑り出しです。


(2/4更新完了…冒頭写真は松本城天守群)

7:20 松本城

カメラひとつを携えて早朝から出動。
前夜は閉めきられていた太鼓門枡形も6:30より開いています。太鼓門枡形の建物は全て復元。


まずは二の丸御殿跡に立ち寄る。定番ですけど、遺構が平面表示されています。


北アルプス天守のコラボ・・・は失敗。霞んでしまいました。




早朝の国宝天守。どの角度から見ても絵になりますね。


一旦宿に戻り、8:30の開門時間に合わせて再登城。
黒門枡形二の門が開くと同時の入場で、もちろん一番乗りです。


枡形内の受付に観覧券*1を出し、黒門枡形一の門をくぐって本丸へ。


本丸から見た天守群。中央の天守を挟んで、左に月見櫓・辰巳附櫓、右に乾小天守・渡櫓。いわゆる連結式天守で、5棟全てが国宝です。


五重六階の大天守を見上げる。


天守への入口は、渡櫓の1階部分にあります。


順路に従って進みます。まずは乾小天守。ここは2階。最上階へは上がれず。


乾小天守からみた埋橋。今回は周辺の工事で通行不可でした。


渡櫓2階を通って天守へ移動。




階段を登り登って・・・。


最上階に到着しました。


最上階の眺望。


本丸を見下ろすなら最上階よりひとつ下の5階がベスト。


天守を降りて月見櫓へ。文字通り月見の宴が催された場所。


月見櫓から本丸を眺める。


月見櫓から堀を眺める。




早朝もいいけど、日の高い日中の方が好みかも。いつか日暮れ時の撮影もしたいですね。

9:35 旧開智学校

明治九年に建てられた擬洋風建築の校舎。重要文化財
昨秋訪れた佐久の旧中込学校より1年遅いですが、建物の規模はあちらの倍はあります。入館料300円。


シンボル的な八角塔。


廊下。


教室。


階段を上がって、


2階へ。


明治天皇行幸の際の御座所。



廊下から丸見えの講堂。この大胆な構造は欧米様式でしょうか。

10:10 松本市旧司祭館

長野県宝。旧開智学校敷地の隣にあります。


こちらは見学無料です。

10:15 松本神社

松本城の北不明門と丸馬出のあった場所ですが、痕跡は見当たらず。

10:25 松本市立博物館

松本城二の丸跡の東南隅にあります。松本城の入場券はこことの共通券になっていますから、時間が余ったので、ついでに立ち寄ってみました。


展示見学もそこそこに、休憩室から天守を眺める。北アルプスがくっきり見えれば、絶好の撮影ポイントなんですがね

11:33 松本駅出発

駅弁を買い込んで諏訪へ向かいます。普通列車で駅弁を食べるのは若干抵抗がありますが、乗客が少なかったのと、ボックスシートを確保できたのとで、モグモグといただきました。
駅弁は塩尻の「うなぎ釜飯」。付属のトロロをかけると鰻とろ丼になる。美味でした。

12:33 上諏訪駅到着

12:55 高島城

近世諏訪氏の居城。堀は凍結していましたが、雪化粧はしておらず。残念。
ちなみに天守のみかと思っていましたが、櫓や門なども合わせて復元されておりました。統一された褐色の壁は珍しいですね。


三重三階の外観復興天守。入場料300円。


かつては諏訪湖畔に突き出て、浮城と呼ばれた高島城も今は昔。現在は諏訪湖から離れており、天守最上階から望むのがやっとなほど。

13:38 上諏訪駅出発

早いですが、本日はこれにて観光終了。
あとはひたすら普通列車に揺られて帰るだけです。小淵沢・高尾で中央本線を乗り継ぎ、新宿で湘南新宿ラインに乗り換えて、帰宅したのは18:30ごろ。さすがにくたびれました(^^;
車窓も前日までと比べるとどうしても見劣りしてしまいますので、あまり撮影意欲も湧かずじまい。ただ、甲府手前で富士山が見えたときは興奮しました。遠すぎて撮影するには向きませんでしたけど。



雪景色の城と車窓をテーマにお送りした今年の旅初めは如何でしたでしょうか。
といっても、全体的に雪不足で、タイミングが合わないと雪景色もなかなか拝めませんね。ひとまず今季の雪はこれで見納めかな。

*1:宿で販売していた割引チケットを購入済み。600円→300円。