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日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

JR東日本パスの旅〜第3弾〜/1日目/岩手県南部

今回はどこへ行こうか、正直迷いました。2日目に青森をめぐることはすぐに決まったのですが、1日目はなかなか決められず、岩手県南部に決めたのは1週間前になってから。そのため一ノ関のレンタカー予約が埋まってしまい、次善策として水沢江刺で借りることにしたのでした。


(10/15更新完了…冒頭写真はえさし藤原の郷の政庁)

東北新幹線はやて211号(大宮→水沢江刺

7:42発の新幹線で水沢江刺まで2時間10分余。1時間前の列車に乗りたかったのですが、席が取れずこの列車でのスタートになりました。


初下車となる水沢江刺駅。新幹線単独駅なので降客は少ないのだろうと思っていましたが、意外に多かったです。JR東日本パス効果かな。駅レンタカー利用者も多くて、ちょっと待たされました。しかも後ろに列出来てるし(汗)
どうやら皆さん平泉へ向かうらしく、早くも世界遺産登録効果が現れているようです。まあそうなるだろう、とは予想していたので、今回平泉はコースから外しています。

旧後藤家住宅

まずは北へ。向山公園の西外れに重要文化財の古民家が移築されています。見学無料。






えさし藤原の郷

向山公園の東側、20haの広大な歴史テーマパークです。江刺ゆかりの奥州藤原氏をメインに古代から中世にかけて様々な建造物が再現されています。大河ドラマファンにはロケ地としても有名ですね。ちなみに入場料はちょっぴりお高め800円。


まずは入口からすぐのところにある政庁へ。多賀城がモチーフのようです。


なかなか良い雰囲気。


源頼義の陸奥守着任の再現場面。大河ドラマ炎立つ」でもこんな場面があったような。ここで撮影したのかもしれません。



南門から政庁を出ます。


南門から延びる大路。ここも大河ドラマで何度も見たことがあるような気がする。


続いて高台へ登ると義経持仏堂に出ました。平泉の高舘義経堂を模したものですね。


取ってつけたような義経&弁慶人形。緊迫感がゼロ(笑)
本格的な再現建物だけでなく、こういうよく分からないのがあるのもテーマパークならでは。


義経持仏堂前からは政庁が見下ろせます。周囲ののどかな風景とのミスマッチ具合が良い味出してます。


さらに登ってゆくと経清館(第一期豊田館)に出ます。藤原経清*1が江刺に構えた館を再現したものです。




地方豪族の一般的な館をイメージしたらしい。


お隣には清衡館(第二期豊田館)。



こちらは結構立派な寝殿造りの館です。


大河ドラマ天地人」では坂戸城として使われたそうです。


全景を見ちゃうと山城らしさは無いですけどね。でも立派な館です。


お次は安宅関。


勧進帳の場面再現。


水辺の手前には伊治城の櫓門。


敷地の南奥には、大河ドラマ「秀吉」のロケセット中村の郷が。


あばら家すぎる(笑)


これは元からだよね?


こちらはご存知中尊寺金色堂。でも色がちょっと鈍い・・・。


金色堂前の階段と額アジサイ


大路に戻ってきました。左側に見えるのが伽羅御所。


伽羅御所は藤原秀衡の館。奥州藤原氏の最盛期だけに最も豪華な屋敷になっています。


池もありますが、こちらはやや風情に欠ける。


伽羅御所の門前には平安時代の町並み。でも大河ドラマ天地人」のロケでも使われたとのこと。


最後にロケ資料館に立ち寄りました。大河ドラマファンなら楽しめること間違いなしです。


ここまでざっと1時間半。思いのほか客が少なかったので存分に撮影を楽しめました。
で、12時も過ぎたのでそろそろお昼を、と思って駐車場前のお休み処へ行ってみると食堂が団体客で大混雑。お土産売り場も人で溢れていました。ここでのお昼は諦めることになりましたが、良い時間に見学できたみたいです。

豊田館跡


平泉へ移転するまで藤原清衡の館があったと推定される地です。


ここからは反転して南へと向かいます。

黒石寺


日本三大奇祭の一つ黒石寺蘇民祭で有名な寺院。祭りのポスターがセクハラだと言われて騒動になったのは記憶に新しいですね。
祭りの日は熱気に包まれるであろう境内ですが、この日は誰もおらず静寂が保たれていました。

正法寺

東北の曹洞宗本山であった名刹。


江戸時代に焼失した仏殿・山門が復興されませんでしたが、お陰で境内は広々として開放的な雰囲気です。


日本一の巨大な茅葺屋根の本堂(重文)。圧倒的な存在感です。


お隣の庫裏(重文)に拝観受付があります。拝観料300円。
残念ながら堂内は撮影禁止になっています。無念><

白鳥舘遺跡

白鳥舘遺跡は国指定史跡「柳之御所・平泉遺跡群」の一部。
世界遺産登録に向けて、2005年に追加指定されたのですが、結局のところ「柳之御所・平泉遺跡群」は世界遺産登録リストから外されてしまいました。世の中、思惑通りにはなかなか進みませんね(汗)
世界遺産から外れたうえに平泉の街中から遠い場所(しかもここは平泉町ではなく奥州市)なので訪れる人も少ないようです。しかしここには案内所もあって、ボランティアのガイドさんがいます。今回はガイドさんに案内をしていただきました。


遊歩道が整備されています。たくさんの人がここを歩くことはないかもしれませんが、遺跡保存からすればこれで良かったのかもしれません。


ここは安倍貞任の弟白鳥則任の館跡と伝わりますが、遺構自体は戦国時代の城砦です。


まずは東側の突端へ。


眼下に見えるは北上川。舟運を利用することも出来れば、堀のかわりにも。



伝二の丸跡。白山神社の小さな社がありました。


こちらは伝本丸跡、とはいえこちらは狭いです。遺構調査からも主要な郭は伝二の丸であったことが裏付けられています。

骨寺村荘園遺跡

平泉を迂回して一関市西部へ。中世の村落遺跡です。
国指定史跡ですが、指定地が点在しているうえに、その多くがガイド無しで行くのは難しいらしいため、訪ねやすい駒形根神社とその周辺を少しだけめぐってみました。




どうということのない農村風景。だからこその味わいがあります。それにゆえに重要文化的景観にも選定されています。

長者原廃寺跡

平泉の北側、衣川地区へ。白鳥舘遺跡同様、ここも国指定史跡「柳之御所・平泉遺跡群」の一部です。



かつては金売吉次の屋敷跡と言われていたそうです。

並木屋敷(衣川柵)

奥六郡を支配した安倍氏、さらには清原氏の館跡と伝わる地。しかし今はただの草むらが広がるばかりでした。

小松館跡

並木屋敷にほど近い場所にまた説明板を発見。安倍頼時の弟良照の館跡と伝わる地とのこと。

角塚古墳

旧水沢市内にやって来ました。国指定史跡。

胆沢城跡

北の軍事拠点、鎮守府が置かれた地です。坂上田村麻呂の造営になります。国指定史跡。



復元が無いのは勿論、特に整備もされていないので地味な印象は否めず。どうしても多賀城・秋田城・紫波城などと比べてしまいますからね。

東北新幹線やまびこ399号(水沢江刺→盛岡)


駅に戻ってレンタカーを返却。


駅構内に立ち食い蕎麦発見。この駅で立ち食いである必要性は無いような・・・。


新幹線ホームから西の空を眺めると美しい夕焼け。
穏やかな光景ですが、この時間でもまだまだ蒸し暑い。


ガラガラの自由席で盛岡まで30分。


乗換時間が約50分あるので、盛岡駅で夕食下車。節電のためか駅も街も薄暗かったです。

東北新幹線はやて177号(盛岡→新青森

冷麺を食べてから20:26発の新青森行きに乗車・・・のハズが、上野駅でボヤ騒ぎがあったとかで45分遅れになりました。


今日は暑かったですし、以前から気になっていた車販のりんごアイスを食べました♪


そしてそのまま45分ほど遅れて新青森駅到着。



新青森初上陸です。

奥羽本線新青森→青森)

新青森駅前に宿があれば、と思うのですが何もありません。ホテル業界にとってチャンスではないのかな?
というわけで在来線に乗り換えて青森駅に向かいます。


在来線ホームから見た駅前の様子。


在来線ホームと交差する新幹線高架。


青森駅までは約5分。
明日は青森でドライブです。




本日の走行距離135km。スタートが遅かったのと、えさし藤原の郷での滞在時間が長くなったのでこんなものでしょう。

*1:藤原清衡の実父。前九年の役で討たれた。