JR東日本パスの旅〜第1弾〜/羽黒山・庄内
震災復興支援の一環として発売された「JR東日本パス」。
期間は6月11日-6月20日、7月9日-7月18日と短期間でしたが、のべ7枚使用して東北各地をめぐってまいりました。まあ何と言っても1日1万円で新幹線特急自由席が乗り放題(指定席2回分付き)ですからね。土・日きっぷも三連休パスも亡き今となっては貴重な機会。しかも駅レンタカーが1日3500円というのも魅力でした。
というわけで、まず第1弾は日帰りで山形県の庄内地方へ。お目当ては羽黒山五重塔です。梅雨時なので雨に降られても映えそうなところをチョイスしました。
上越新幹線とき301号(大宮→新潟)
6:34発の始発列車で一気に新潟まで。JR東日本パス初日ということもあり、かなり混雑していました。2回分の指定席枠のひとつをここで消化。
車体には「がんばろう日本!がんばろう東北!」のロゴが。
特急いなほ1号(新潟→鶴岡)
新潟からはこちらに乗り換え。予測通りの激コミぶりです。とき301号の乗客の多くがこちらに流れてきていますから当然ですね。そんなわけで指定席枠を早くも使い切りました。
小雨がパラつく中、10:27鶴岡駅到着。レンタカーを借りて出発です。
羽黒山五重塔
途中、大雨が降りだしたときには慌てましたが、通り雨だったようで、到着する頃にはほぼ止んでくれて一安心。
美しい杉並木(特別天然記念物)。このまま羽黒山頂まで登っていくのも悪くないのですが、本日はあまり時間がないので止めておきました。
雨上がりで最高に美しい五重塔。国宝です。
雨上がりに強烈な日差しが降り注いで屋根から水蒸気が立ち上っていました。ちょっぴり幻想的。
この五重塔が見られたので、本日の目的はほぼ達成されたも同然。
駐車場へと引き返す途中、須賀の滝を激写。間近は水しぶきが凄いです。
出羽神社(羽黒山)
麓から歩けば1時間以上かかるようですが、車で向かえば十数分で到着。ただし有料道路(往復400円)を通らねばなりません。まあ入場料みたいなものです。
遠足なのか幼児と保護者の集団が来ていたので、彼らが掃けるのを待ってから撮影開始。
ちなみに左に見える鐘楼は重要文化財。
境内奥の巨大な社殿は三神合祭殿(重要文化財)。
三神合祭殿は、その名の通り羽黒山(出羽神社)・月山・湯殿山の三神を祀っています。
梁の上に黒い2体を発見。全身真っ黒の彼らは一体?
その一方で、獅子や龍の彫刻は真っ白です。
参拝を終えて下山する際、あまりに良い眺めだったので、車を止めて少しばかり撮影。
いやー、雨が上がってくれて良かったです。
羽黒山正善院黄金堂
羽黒山の麓、源頼朝が奥州藤原氏討伐を祈願したと伝わる寺院。庄内は奥州藤原氏の勢力圏外だったのでしょうか?
また重要文化財の黄金堂は、直江兼続と甘粕景継によって3年がかりの修理が行われたそうな。
玉川寺
曹洞宗寺院には珍しく風雅の香り漂う寺院です。拝観料300円。
山門から本堂へ続く小道。ちょっと京や鎌倉の寺院みたいな。
そして庭園は国指定名勝。
なかなかに楽しませてもらいました。羽黒山詣の際はこちらもセットでオススメ。というか、そういう方が多いのか、思いのほか観光客がおりました。
出羽松山城跡
一気に北上して出羽松山に到着。庄内藩の分家である酒井家2万石の城下町です。
城跡の一角が松山町歴史公園となっています。
遺構はほとんどありませんが、威風堂々とした大手門(現存)が存在感を放っています。
旧青山家住宅(旧青山本邸)
本日の最終目的地。ニシン漁で財を成した青山留吉の邸宅です。重要文化財。
入館締切16:00にギリギリ間に合いました・・・(冷や汗)。入館料400円。
思っていたほどの大豪邸ではありませんでしたが、そこかしこに贅を見てとれました。
特急いなほ14号(酒田→新潟)
酒田でレンタカーを乗り捨て。18:00発の新潟行き最終便に乗車します。
17時過ぎに着いてしまったので、駅前で遅い昼飯にでも・・・などと考えていたのですが駅前に何にも無し!
仕方ないので駅構内の清川屋へ行ってみると「ががちゃおこわ」が売っていましたのでこれを購入。特急車内で美味しくいただきました。おこわと漬物だけなので見た目は寂しいですけど、安いしボリュームもあるので悪くないです。それに経験上、おこわに外れはありません。
20:09新潟着。