最後の土・日きっぷ旅/2日目/諏訪市・茅野市・伊那市(旧高遠町・旧長谷村)・大鹿村・松川町
前夜は茅野に宿泊。2日目はその茅野で朝8:00にレンタカーを借りて、諏訪から高遠方面へと向かいました。
もちろんレンタカーはいつもの駅レンタカー。1日2000円で借りられる特典もこれで終わりかな・・・。
(4/3更新完了…冒頭写真は諏訪大社上社本宮)
諏訪大社上社本宮
まずは茅野のお隣諏訪市の諏訪大社へ。上社本宮は拝殿など6棟が重要文化財。
境内には法被姿の人が大勢いて何事かと思いましたが、今年は7年に一度の御柱祭が行われるので、たぶん安全祈願だったんでしょうね。
諏訪大社上社前宮
続いて茅野市にある上社前宮へ。ここから100mあまり上がっていくと社殿があります。
本宮に比べると実に簡素な社殿。
社殿前からの眺め。見晴らしが良いです。
のどかな雰囲気ですが、朝の空気はまだ冷たくて(>_<)
でも雪解け水の激しい流れをみると、春ももうすぐですね。
さて、この後は杖突峠を越えて高遠へ。40分ほどかかりました。
高遠城跡
戦国時代には武田氏の拠点城郭で、江戸時代には譜代の小藩(保科氏・内藤氏)の居城であった高遠城。
武田氏滅亡時には、仁科盛信が織田信忠率いる大軍を相手に籠城戦を繰り広げています。
桜の名所として知られる高遠城。本丸跡をはじめ、そこかしこに桜の木が植えられています。
まだ蕾。一ヶ月早かったですね。
桜満開のときにも来てみたいですけど、すごく混むんだろうなぁ(^^;
本丸跡に鎮座する新城藤原神社。仁科盛信と、藩主内藤氏の祖先藤原鎌足を祀っています。
本丸跡には太鼓櫓も。残念ながら明治時代の建物。
太鼓も今はありません。
建築遺構も石垣もほとんどない高遠城ですが、ド迫力の空堀が楽しめます。
堀底にも降りられます。ここは桜が咲くと、非常に美しい光景が広がります。
勘助曲輪(グラウンド駐車場)の北向かい、三の丸に大手門と伝わる城門があります。
櫓門であった大手門は廃城後に払い下げられました。その後、場所は違えど城内に戻ってきましたが、大きく改変を受けて往時の姿は見る影もありません。
大手門跡。
ここでは江戸時代の石垣が見られます。
そして眼下に広がる城下。中央アルプスも望めます。
熱田神社
国道152号線を南下して旧長谷村へ。
覆屋内に重要文化財の本殿があります。
あちこちにユーモラスな彫刻が散りばめられています。
これは何の場面だろう?
国道152号線をさらに南下。分杭峠を越えて大鹿村へ。分杭峠は道も狭く、残雪もあり、杖突峠よりも険しい峠道でしたが無事に切り抜けられました。お陰で山道への苦手意識はだいぶ克服できました(^-^) 街中の運転は相変わらず嫌ですけどね(^^;
大島城跡
またまた峠道を越え、今度は松川町までやってきました。
天竜川沿いに位置する大島城は武田氏の拠点のひとつ。武田氏滅亡時には武田信廉が城将でしたが、信廉は戦わずして逃亡し、大島城は落城しています。
高遠城には及ばぬものの、こちらの空堀も見事。撮影は難しいですが。
堀切で隔てられた本丸跡。
本丸跡をはじめ、各曲輪はマレットゴルフ場になっています。見どころも空堀くらいだし、少々物足りなくもあり。
大島城見学を終えた時点ではまだ15時。しかしレンタカー返却のため、ここから松本まで行かねばなりません。国道153号線を北に向かって進み、途中時間が出来ればどこかへ立ち寄ろうと考えていましたが、全然余裕は出来ず、結局そのまま松本まで。18時にようやく松本到着。過去最長の200kmを走行することになりましたが、運転時間ばかり長くなり、観光時間があまり取れなくなってしまいました。反省(-"-;)