日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

さらば寝台特急『北陸』紀行/2日目/城端線・氷見線・富山市

帰りも当然「北陸」に乗りますよ〜♪ヽ(゚ー゚*ヽ)ヽ(*゚ー゚*)ノ(ノ*゚ー゚)ノ ワーイワーイワーイ♪
そして午前は高岡から城端線氷見線に、午後は富山に移動してライトレールに富山地鉄に、と完全に乗り鉄旅の一日になりました。あ、もちろん文化財もちょこちょこ訪ねています(^^;


(2/17更新完了…冒頭写真は金沢駅での「北陸」「能登」ツーショット)

城端線(高岡→福野)

まずは7:08発の城端線




いきなり忍者ハットリくん列車で幸先の良いスタートです(^^*)


列車は砺波平野を進むよ。そして山の彼方には朝日が・・・って、あれ?!
天気が良ければ先に氷見線で雨晴海岸へ行くつもりだったのにぃ(>_<)


そんなこんなで、7:42福野駅到着。


踏切から福野駅を望むと、跨線橋の向こうに雪山が。あちらは五箇山のあたりでしょうか?

巌浄閣(旧富山県立農学校本館)

駅から10分弱の福野高校にやって来ました。こちらの一角に明治時代に建てられた旧校舎(重要文化財)が残されています。
しかし、見学できるのは平日のみで、日曜のこの日は門扉も閉じていました。


もう少し近づけるところはないかな、と側面に回り込んでみると・・・こちら側は公道から直接入れるようになっていました(^^;



城端線(福野→城端)

福野から再び列車に乗り込み、8:45終点城端到着。
今度はハットリくん列車ではありませんでした。


そして城端といえば2008年放送のアニメ『true tears』の舞台となった地。


「聖地めぐり」をされる人も少なからずいるようですが、とりあえず私は駅舎を撮るだけで、折り返しの列車で高岡へと戻ります。

城端線(城端→高岡)

氷見線(高岡→氷見)

ハットリくん列車再び!




車内には作者・藤子不二雄A先生(氷見出身)のサイン入りパネルも。


車内ではハットリくん(cv.堀絢子)による案内もあるでゴザルよ、ニンニン。


進行方向右側のボックス席に陣取り、雨晴海岸の風景を撮影。うーん、薄曇りで残念ながら今ひとつ。ということで、雨晴での下車案は見送りとなり、そのまま終点氷見まで向かいます。


高岡から30分弱、10:43氷見到着です。

朝日貝塚

駅から西へ10分ほど歩いたところにある誓度寺。
その境内で大正時代に貝塚が発見されました。というか、寺院建立の地ならしの際に発見されたのだとか。国指定史跡。


左の八角形の建物が保存舎です。



保存舎(見学自由)では、縄文時代の住居の床面が見られます。



これにて氷見観光はオシマイ。時間が余ったので、昼食にしたいところでしたが、駅前には何もなく、商店街もシャッター街と化していては如何ともし難く。
2年前に行った蛇の目寿司も、駅から少し離れているので・・・まあ仕方ありません。

氷見線(氷見→高岡)

復路もハットリくん列車!
往路に乗ったハットリくん列車が高岡まで行って戻ってきたのでした(^^;


またもや雨晴海岸を撮ったりして、12:34高岡到着。

特急サンダーバード11号(高岡→富山)

12:48発の富山行きに乗車。自由席でも余裕で座れました。富山までは10分ほどです。

富山ライトレール富山駅北→越中中島)

ここからは富山市内の列車に乗りまくりますよ。
まずは富山駅北口構内のポートラムショップで「富山まちなか・岩瀬フリーきっぷ」(800円)を購入しましょう。これでライトレールと富山地鉄市内電車と、富山地鉄鉄道線の一部区間(電鉄富山・南富山間)に乗れます。
そしてライトレールへ。ライトレールの富山駅北駅は、JR富山駅北口正面にあるので分かりやすく、そして便利です。


ライトレールは、「ポートラム」の愛称をもつ路面電車です。かつてはJR富山港線が走っていましたが、2006年に生まれ変わりました。今までにも乗る機会はあったのですが、今回ようやくといった感じですね(苦笑) ちなみに日中は15分間隔で運行しています。

中島閘門

越中中島駅から歩いて10分強。富岩運河に設置された中島閘門にやって来ました。重要文化財


上流と下流の水位差を調整する閘門。


調整はこの閘門操作室で行われるのですが・・・工事中でした。今年3月までとのこと。


まあ、そういうこともありますね。大人しく駅へと引き上げ、県道沿いの回転寿司で昼食。

富山ライトレール越中中島→東岩瀬)

駅へ戻ると、ちょうど列車が来たところでした。走りながら撮影。降車客が多いので、無事に間に合いました(^^;


10分ほどで東岩瀬駅に到着。


歩いて岩瀬の大町通りに出ました。まずまず風情のある街並みですが、まだ改善の余地はありそう。観光客もそれほど多くありませんでした。

旧森家住宅

大町通りにおける観光の中心はこちらの重文建築。


北前船回船問屋だった森家の住宅です。入館料100円。



受付を入ってすぐの「オイ」には囲炉裏があります。


「オイ」から2階へ上がる薄暗い階段。さすがに暗すぎたので、フラッシュを焚かないとまともに撮れませんでした(^^;


2階。良い感じの書斎です。



茶室に何故か金庫。中には帳簿が。


座敷と仏間と控えの間。襖が取っ払われていたので、かなり広いです。



ちょっと早いですが雛人形


通り庭の壁に掛けられていたのは、富山港線時代の駅名標。これもまた文化財保存かな。

富山ライトレール岩瀬浜富山駅北)

旧森家住宅から歩くこと約15分。ライトレールの終着駅岩瀬浜までやって来ました。



車内は広い割に座席が少ないですね。


25分で富山駅北に到着。

富山地鉄市内線(富山駅前→南富山駅前)

富山駅南口にやって来ました。
もう16時半を過ぎたので、史跡めぐりは終了。あとはフリーきっぷを活かして、ただひたすら富山地鉄の電車に乗るだけです(^^;



駅前の電停に止まっていた路面電車に取りあえず乗り込んだら南富山駅まで来ていました。

富山地鉄不二越・上滝線(南富山→電鉄富山

今度は鉄道線で富山駅に戻ります。ちょうど17:08発の列車が来たので、これに乗りました。あとで時刻表を確認したら、1時間に1本しかありませんでしたから、本当に運が良かったです(^^;


そんな過疎ダイヤでも車内はガラガラ(--;)


10分で電鉄富山駅に到着。電鉄富山駅はJR富山駅に隣接しています。

富山地鉄市内線(富山駅前→丸の内→大学前)

再び駅前電停へ行くと、今度はセントラム発見!
昨年12月より運行を開始した環状線を走る車両です。思わず乗り込んでしまいましたが、次は大学前へ向かうので、丸の内にて後続列車に乗り換え。


終点大学前に到着。特に何もない普通の電停で、列車はただ折り返すのみ。しかも撮影してたら行ってしまいました・・・仕方がないので次の列車が来るのを待ちました(^^;

富山地鉄市内線(大学前→丸の内)

富山城のライトアップが見えたので途中下車。

富山城跡

三重四階の模擬天守ライトアップをパチリ。
周辺は整備が進んでいるようでした。ただ、本丸は2年前と変わっていないような気も。


周辺ではイルミネーションも。

富山地鉄市内線(国際会議場前富山駅前)

再びセントラムに乗り、環状線ルートで富山駅へと向かいます。


車内の写真がこんなのしか無かった(x_x)


昼間の姿も撮りたかったですね。今のカメラじゃ、夜は動く被写体がお手上げ状態なので(;´д`)
それと時間に余裕があったので、セントラムでもう1・2周くらいしても良かったかも(笑)

特急はくたか20号(富山→金沢)

駅前で夕食を済ませ、19:41発に乗車。折角なので復路は始発の金沢から「北陸」に乗りたいですしね。
20:18に金沢到着。「北陸」発車は22:18なので、まだ2時間ほどあります。とりあえず駅構内のマックで時間を潰しましたが、それも21:00まで。その後はお土産を選んだりで、30分ほどは過ぎましたが、とりあえずホームで到着を待つことにしました。

寝台特急北陸(金沢→大宮)

そして22時前に列車は到着。機関車前は撮影する人も多かったのですが、まずまずの写真が撮れました。まあ、2年前に乗ったときは撮り放題だったんですけどねぇ。廃止前だからやむをえませんが。


時間に余裕があり、車内も比較的空いていたので、ちょっと探険。こちらは開放式B寝台の車両です。

開放式B寝台はまだ利用したことがありません。


A寝台個室シングルデラックスの車両。A寝台も未経験です。


そしてB寝台個室ソロの車両。今回もやっぱりこちらです``r(^^;)ポリポリ


今回は上段の部屋。


上段は撮影が難しいです。


下段に比べて天井が低いのが難点ですが、寝てれば関係ないです(笑)
1日電車に乗ってばかりではありましたが、それでも疲れましたので、酒盛りはせずに富山を出たあたりで大人しく眠りにつきました(-_-)zzz


明朝5:53大宮到着。今度は早めに起きました。
名残惜しいですが、これで「北陸」ともお別れ。もっと利用したい列車でした。廃止がただただ残念でなりません。