日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

初めての北海道旅行/3日目/小樽市・余市町・札幌市

2日目とは逆に、昼間に小樽(と余市)、夜に札幌というコース。

7:40 小樽運河

今日も朝から快晴! 青空がまぶしいです。
昨晩は賑わっていた運河周辺も、早朝は静かなものでした。

7:55 金融資料館(日本銀行旧小樽支店)

まだ開いていません。後で来る予定ですが、念のため外観を撮影しておきます。

8:00 手宮線跡地


北海道最初の鉄道路線の一部。1985年に廃線となりましたが、線路や踏切は残されており、現在でも小樽市街を縦断しています。
写真の場所は金融資料館の西側。線路は雪捨て場となっていました。廃線めぐりをするなら夏場が良いでしょう。



一旦この後、小樽駅へと向かいます。大きな荷物をコインロッカーに預け、軽く朝食を取って仕切りなおし。

8:55 旧日本郵船株式会社小樽支店

こちらもまだ開館前。後で立ち寄ります。
さすがに昨夜とは印象が違いますね。昼間まであんなに淋しげな雰囲気でしたら泣いてしまうかも(^^;

9:30 小樽市総合博物館

開門前に到着しました。時間を持て余したのは御愛嬌。
ここは手宮線の手宮駅跡を利用した施設。冬期はご覧のとおり屋外展示が雪に埋もれてしまいます。そのためか入館料は夏期より100円引の300円。


ここには4つの重要文化財建造物がありますが*1、そのうちのひとつ機関車庫三号(写真右)が修理工事中。裏手の危険品庫と共々シートに覆われて撮影できず(x_x)


屋内施設に展示されている機関車しづか号。
同じ北海道で活躍した義経号・弁慶号は、大阪市交通科学博物館と、我が地元の鉄道博物館とに別れて一家離散状態だそうな。・゚・(ノД`)・゚・。

10:20 小樽市手宮洞窟保存館

国指定史跡手宮洞窟。入館料100円。


洞窟内は暗く、足元が覚束なくて恐かったのですが、眼が慣れてくると大して広くないのが分かって安心しました(^^;
古代人の陰刻画(写真右)が保存展示されています。といっても私には何が何だかよく分からず(-"-;)
ちなみにフラッシュ撮影は禁止されていますが、撮影そのものは禁止されていません。感度を上げて、あとはガッツで手ブレを防げば何とかなる(^^;

10:45 旧日本郵船株式会社小樽支店


予定どおり戻ってまいりました。重要文化財。入館料300円。
無骨で渋めの外観とは裏腹に、内部はハイカラでとってもお洒落。これはギャップ萌えですな。中ではボランティアの方による説明が行われていたので、お話を伺いながら見学。お洒落なだけでなく、高度な技術が様々に盛り込まれていたんですね。才色兼備というやつです。時間の都合にゆとりがあれば、もっとゆっくり見学したい場所でした。
写真左上から1階営業室、2階会議室、2階貴賓室。

11:35 金融資料館(日本銀行旧小樽支店)

こちらにも予定どおり戻ってこられました。市指定有形文化財。入館無料です。


吹き抜け構造の営業場はとても開放的。


館内では金融に関する様々な展示がありましたが、何と言っても目を引くのがこれ。切り刻まれたお札一億円。これではただの紙くずですが、元は一億円だったかと思うと・・・。

12:20 小樽駅出発

コインロッカーに荷物を置いたまま列車に乗車。
小樽から長万部方面行きの列車は少ないのが困りものですね。

12:42 余市駅到着

食いっぱぐれぬよう、まずは駅前で昼食。

14:05 旧余市福原漁場

駅前から国道229号を西北に進みます。余市川を渡り、町役場を通り過ぎ、海が見えてくるとまもなく目的地。国道沿いに面しているので迷うこともありません。
しかし残念ながら冬場は休業。国指定史跡。



余市の海は爽快でした。
向こうに見えるはシリパ岬。先端部の削れ様が凄い。豪快です。


反対側に眼を向けると、こちらはモイレ岬。その奥に見える雪化粧の山は天狗山でしょうか?
このゴツゴツした断崖のモイレ岬を回って次へ。

14:35 旧下ヨイチ運上家

国指定史跡及び重要文化財
こちらも冬期休業。これでいくつ目かな? 北海道は多いですね。これも雪国ならでは。

15:10 ニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所

ウイスキー工場にやって来ました。見学無料です。


お洒落な赤い屋根の建物が建ち並んでいます。観光客はまばらで良い雰囲気。落ち着いて観光できます。


幾つかの建物は内部の見学も出来ます。写真は蒸留棟。この蒸留棟を始め、9棟が国登録有形文化財


ニッカといえばこのキャラクター。


工場内では建物の見学だけでなく、もちろん試飲も楽しめます。私は酒飲みではありませんが、折角なので・・・``r(^^;)ポリポリ しかし原酒は強烈でした(>_<)私には向かないよう。

17:44 余市駅出発

工場見学が17:00までなので、その後は駅に戻り、電車が来るまで待合室で何をするでもなくぼんやり。
やがて来た列車は満席なので立ったまま小樽へ。

18:34 小樽駅出発

コインロッカーから荷物を引っ張り出し、札幌へと向かいます。
昨日に続いて快速エアポート指定席に乗車。

19:06 札幌駅到着

宿にチェックインを済ませて、早速ライトアップ撮影に出発!

19:45 北海道庁旧本庁舎

おぉ!



昼間も良かったけれど、ライトアップも絵になりますなぁ。

札幌市営地下鉄(さっぽろ→中島公園

20:25 中島公園

こちらも(・∀・)イイ!!
昼間は爽やかなブルーが印象的だった豊平館ですが、ライトアップされた姿はどことなく妖艶な香りが漂います。


今宵も月が出ておりました。

札幌市営地下鉄中島公園→大通)

大通公園から見上げたさっぽろテレビ塔。展望台は夜景の名所ですけど、今回は寄ってる暇がなかった(^^;

21:05 札幌時計台

夜でもかなりの見物客が来てました。何だかんだ言われても、やっぱり観光名所。
ただ、客待ちなのか、時計台の正面にタクシーがずっと駐車したままで難儀しました。いつまで経っても動かないので、タクシーが写り込んだ写真しか撮れないのか、と落胆しかけていましたが、向かいのビルの2階テラスから撮影している人たちがいたので、行ってみるとナイスポジション。ようやくタクシーを除けての撮影に成功しました。
ま、とにかくこうして無事撮影を終え、札幌の夜は更けていったのでした。

*1:敷地の外、北側の道路向かいにある擁壁も併せると5つ。