オーストリア皇太子の日本日記/フランツ・フェルディナント/講談社学術文庫
- 作者: フランツ・フェルディナント,安藤勉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/10
- メディア: 文庫
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 第1章、長崎―熊本―下関―宮島
- 第2章、京都―大阪―奈良―大津―岐阜
- 第3章、名古屋―宮ノ下―東京―日光―横浜
オーストリア=ハンガリー二重帝国の皇太子による世界旅行記の日本訪問部分。
日清戦争の前年、1893年に来日。列強に追いつかんとする当時の日本の様子が窺えます。ただ、彼は日本固有の文化が失われつつあることを憂いてもいます。
2年前に大津事件があり、そのために警護が厳重すぎると度々ぼやいておりますが、保津川で川下りを楽しんだり、木曽川の鵜飼を見物したり、日光東照宮本殿を特別に拝観したり、横浜では警護をまいたり、それから各地で買い物を楽しんだりと、結構羽を伸ばしているような(笑)。