日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

オーストリア皇太子の日本日記/フランツ・フェルディナント/講談社学術文庫

オーストリア皇太子の日本日記 (講談社学術文庫)

オーストリア皇太子の日本日記 (講談社学術文庫)

  • 第1章、長崎―熊本―下関―宮島
  • 第2章、京都―大阪―奈良―大津―岐阜
  • 第3章、名古屋―宮ノ下―東京―日光―横浜


オーストリアハンガリー二重帝国の皇太子による世界旅行記の日本訪問部分。
日清戦争の前年、1893年に来日。列強に追いつかんとする当時の日本の様子が窺えます。ただ、彼は日本固有の文化が失われつつあることを憂いてもいます。


2年前に大津事件があり、そのために警護が厳重すぎると度々ぼやいておりますが、保津川で川下りを楽しんだり、木曽川の鵜飼を見物したり、日光東照宮本殿を特別に拝観したり、横浜では警護をまいたり、それから各地で買い物を楽しんだりと、結構羽を伸ばしているような(笑)。