日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

都落ち後の平氏と後白河院/宮田敬三/年報中世史研究(24号)

1999年の論文です。時間があったので久々に論文を読んでみましたが、なんだか今週は源平づくしで頭はすっかり源平モード。早く来年の大河ドラマ始まらないかな。(笑)
さて内容ですが、朝廷を後白河を中心とする平氏即時追討派と九条兼実らの神器安全第一派に分け、それに絡めた視点で考察しています。
後白河を一環して追討派であった、とするが後白河は神器なしで後鳥羽を即位させており、神器も重視していたと思うのだが。それにもまして安徳を担いでいる平氏をそのままにしておくわけにはいかない、ということなのであろうか?ちょっとこの辺りの説明が不足しているのでよくわからない。(^^;