日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

円満院の重文建物、宗教法人が約10億円で落札…文化庁困惑

平安時代創建の門跡寺院「円満院」(滋賀県大津市)の重要文化財・宸殿(しんでん)など建物9棟と、国名勝庭園など土地約1万4000平方メートルが大津地裁で競売にかけられ、甲賀市宗教法人が売却基準価額の7倍にあたる約10億6700万円で落札していたことがわかった。
文化庁によると、国指定文化財の競売は異例で、「競売による所有権移転は好ましくない」と困惑している。
(中略)
文化財保護法では、文化財の所有者が相続や譲渡などで変更された際の届け出を義務づけ、保存や公開に努めることなどを規定。重文所有者には、文化庁長官が適切な管理を指示できるが、競売による所有権移転は規制しておらず、文化庁は「想定外のケース」としている。
県教委は「宗教施設を買い取るわけにもいかず、競売には手が出せないが、落札者には早急に適切な管理を求めたい」としている。
(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090531-00000072-yom-soci

門跡寺院も地に落ちたものだな。

落札した法人は過去に負債を抱え、01年と04年に甲賀市にある寺の本堂や境内などが競売開始決定(いずれもその後取り下げ)を受けるなどした。また、国指定重要文化財の仏像2体を許可なく移動させて紛失させたこともある。
毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090603-00000034-maiall-soci

落札者についてこんな気になる情報も。大丈夫か?!



4年前の2005年9月11日に訪れた際*1の円満院。