日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

大奥〜華の乱〜/第7話/フジテレビ

なんかすっかり大奥バブルが弾け飛んでしまって寂しい限りの今日この頃。


今回は徳松クンついに死んじゃいました。それで生類憐みの令発布へ繋がるわけですが、随分ステレオタイプな古くさい解釈にワロタ。
ステレオタイプな古くさい解釈といえば、典型的な君側の奸として描かれている柳沢吉保もそうだ。そういえば先日読んだ『男の嫉妬 武士道の論理と心理 (ちくま新書)』では柳沢吉保のことも取り上げていていたのだが、彼は常に慎重な態度を取るように注意していたものの、それでも世間からは成り上がり者として冷たく見られていたという。それもこれも平和な時代が続いて家格が固定化が進行したために、家格を越えた破格の出世をすると周囲から嫉妬を受けるようになったためであると。
その名残で未だに悪く描かれるのだから、歴史とは恐ろしいものです。