2004-11-13 秋季シンポジウム「古都鎌倉の多角的検討」/鶴見大学文化財学会 学会 細川重男氏の研究報告「得宗専制と御内人」を聴講し、午後の部は出ずに帰ってきました。 得宗専制と御内人 御内人(得宗被官)は、北条氏庶流被官や得宗家族被官と区別すべきだそうな。私は得宗被官とその他北条氏被官を併せて御内人というのだと勘違いしてましたよ。恥ずかしい。(^^; それから、御内人のほとんど全ては御家人だとした。北条氏はもともとが兵力の少ない武士団であり、勢力拡大過程で御家人を被官として組織していったのだろう、と。そして御内人となっても御家人であることには変わりない、というのが細川氏の解釈。 そうなると今後私が研究対象として考えている御家人足立氏も、霜月騒動で没落して御内人となったとされるのですが、これもまた身分は御家人のままであったということでいいのかな。