日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

2014青春18きっぷの旅9―諏訪原城と旧東海道石畳―

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※2014年3月22日の記事です。

掛川から金谷に移動。諏訪原城を訪ねました。

諏訪原城武田氏が対徳川戦線の拠点として、丸馬出しや三日月堀など武田流築城術を駆使して築いたものですが、僅か3年で落城。逆に徳川氏が対武田の拠点として利用されました。武田氏滅亡後は存在価値を下げ、徳川氏の関東移封前後に廃城となったようです。

建物などは一切残っていませんが、堀や土塁などの遺構の保存状態がいいので、城好き(特に縄張マニア)には見逃せません。

 

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掛川11:16発の列車に乗って、金谷駅に13分で到着。

 

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JR駅舎のすぐ近くにSLで有名な大井川鐵道の駅舎があります。

最近はきかんしゃトーマスが走ってるとか。いつか実物を見てみたいですね。

 

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さて、金谷駅の西側は高台となっており、その一帯に諏訪原城が築かれました。

 

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東海道沿いに築かれた諏訪原城。その東海道の石畳が復元されている、ということで、そこを通って向かいます。

 

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金谷坂の入口。ここから石畳が続きます。

 

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なかなか趣きがあります。

 

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坂の上に何か見えてきました。

 

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すべらず地蔵。受験生に人気がありそうな名前です。 

 

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600m続いた石畳を抜けて諏訪原城へ。

 

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入口に到着。駐車場などもろもろ工事中でした。

 

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大手南外堀もまだ整備中でしょうか? 

 

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大手口周辺は茶畑が広がっています。

そういえばここは、茶どころとして有名な牧ノ原台地でした。

 

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茶畑の向こうの山肌に「茶」の文字が・・・何アレ、すごい。 

 

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外堀は大規模です。

 

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堀の写真をたくさん撮りましたが、石垣造りの城と違って、土造りは写真映えしないのが難点。しかもこうして訪問から1年以上経過してしまうと、どこの場所を写したのか、自分でもよく分からなくなります(苦笑)

 

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諏訪原城の特徴である丸馬出しと三日月堀ですが、諏訪神社が鎮座している大手馬出は大きすぎて全体像が分かる写真が撮れません。

 

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隣の南馬出が丁度いい塩梅です。

 

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もうひとつ隣の東馬出は堀が浅すぎて、形がハッキリしませんでした。

 

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南北に長い二の曲輪。

 

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二の曲輪と本曲輪の間の堀底にカンカン井戸があります。

 

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さらに水の手曲輪というのがあるようですが、道がハッキリしなかったので、止めておきました。

 

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二の曲輪を北へ進むと、こちらにも丸馬出し(中馬出)があります。

残念ながら通行止めになっていました。封鎖された向こう側が丸馬出しです。

 

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そして本曲輪。 

 

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東端の土塁に登ると島田市方面が望めます。

 

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金谷駅を出発した大井川鐵道や、

 

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東海道本線の大井川鉄橋、

 

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もちろん大井川も、

 

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さらには富士山だって・・・この日は雲がかかってしまって残念でしたけど(涙)

  

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本曲輪の北東に、搦手口との案内が出ていたので、そのまま降りてみました。 

こちらは急勾配で降りるのも一苦労。しかも途中から道なき道を進む羽目に。どうにかこうにか県道まで降りて、事なきを得ましたが、搦手口に進むのはオススメできません。

 

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そのまま金谷駅に戻りました。

 

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隣の島田駅で昼食のため途中下車。

 

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島田発14:04発の熱海行き列車に乗れたので、その後の予定は全部すっ飛ばして帰宅することにしました。

 

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熱海駅まで1時間45分ほど。そしてここから先はグリーン車へ。

 

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小田原駅湘南新宿ラインに乗り換えて大宮へ。

島田駅を出てから5時間かかりました・・・さすがに長すぎますね(汗)

これ以来、青春18きっぷは使っていませんし、まだ当分使いたくないですね。長時間乗車は体への負担が年々増している気がするので、あまり無理しない旅をしていきたいものです。

 

なお、この旅では青春18きっぷを4回分しか使用できませんでした。勿体ない><