2014青春18きっぷの旅8―大日本報徳社―
※2014年3月22日の記事です。
大日本報徳社は二宮尊徳の教えである報徳思想に基づいて活動する公益法人。その拠点として明治時代に建てられた大講堂が2009年に重要文化財に指定されています。
前回の掛川訪問(2003年)は重要文化財の指定前でしたから、もちろんココを訪ねるのは今回が初めて。
薪を背負って本を読む、お馴染みの二宮金次郎像。
こちらは農政家として活躍してからの二宮尊徳像。
そして重要文化財の大講堂です。
重厚感のある建物です。
ただし大講堂と言う割に小ぶりな印象を受けました。
内部は畳敷きで四方が襖という純和風の1階と、吹き抜けとなって廊下がぐるりとめぐる洋風の2階という、和洋折衷の空間になっています。
和洋折衷でもこのような形式の建築物には初めてお目にかかりました。
気になる2階へ上がります。
思いのほか眺めがいいです。
廊下には緋毛氈が敷かれ、
窓にはカーテンが。
照明も洋風です。
にもかかわらず、伊藤博文の揮毫が飾ってあったり、
二宮尊徳の神像が祀られていたり、
何ともカオスな空間が広がっていました。
廊下の奥の障子戸を開けて先へ進みます。
障子戸の向こうは、控室のような畳敷きの小部屋でした。
裏手の廊下から階段を下りて1階へ戻りました。