日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

京都・大阪・高野山をめぐる旅6〜京都御苑〜

※2013年4月26日の記事です


江戸時代、御所を中心に公家屋敷が立ち並んでいた場所。
東京奠都により公家が移住したため、その跡地は御苑として整備され、一部を除いて一般公開されています。

蛤御門

にわか雨に降られてしまい、土砂降りの中を何とか到着。10分ほど門の下で雨宿りすると雨はあがりました。
この日の天候は不安定でこの後も降ったり止んだり晴れたり忙しいです。



さて、ここは言わずと知れた蛤御門の変禁門の変)の激戦地。
門扉や門柱に残るへこみ傷は、その際の銃痕だそうな。


蛤御門から苑内へ。左の大木は清水谷家の椋。その名の通り清水谷家(羽林家)の屋敷にあった木です。

京都御所

参観の模様は、また後日別記事にてお届けします。


京都・大阪・高野山をめぐる旅7〜京都御所〜 - 日本史日誌

学習院

京都御所参観後は御苑内を散策しました。
小雨が降る中、まずは御所の東側、建春門の前にあった学習院の跡地からスタート。

京都迎賓館

さらに東の森の中、迎賓館は御所と同様に築地塀に囲まれていました。


通常公開はされていません。
今年の参観は8/27〜9/5の10日間。申込は来週6/28まで。


http://www8.cao.go.jp/geihinkan/sankan/kyoto_sankan.html

大宮御所・仙洞御所

御所と同じくこちらも参観には申込が必要。そして平日のみ。
しかも御所の参観が1日4回なのに対して、こちらは1日2回。ということですぐに定員が埋まってしまい、今回参観することは叶いませんでした。

鷹司邸跡

鷹司家摂家)の屋敷跡。

九条邸跡

九条家摂家)の屋敷跡。


こちらは屋敷の遺構が残されています。
いつの間にか雨はあがっていました。


九条池の向こうに見えるのは茶室・拾翠亭。

拾翠亭

九条邸に残る唯一の建造物です。


参観は金曜・土曜のみ。15時半までということで、残り時間15分。急いで見学しました。


まずは2階へ。


座敷になっています。


見晴らしを楽しむための廻縁は、底が抜ける恐れがあるということで、残念ながら立入不可になっていました。


2階座敷から九条池を見下ろしました。


1階へ降ります。


広間へ。


広間から九条池に向かって突き出た広縁。こちらはガッシリ頑丈なので出ても大丈夫。


ここからの眺めもいいですね。


池の一角には藤棚が。って、あれ、何かいる。


鷺が池のほとりで佇んでいました。
もう少し観察していたいところでしたが、時間なので退散します。

閑院宮邸跡

九条邸の西側。こちらは無料開放されています。



建物は、華族会館や裁判所としても使用されました。


現在は京都御苑についての展示などがあります。


また建物の南側には池泉庭園が復元されていました。

堺町御門

こちらから御苑を退出しました。
予定をオーバーして3時間も滞在。それでも全部は回り切れません。行っておきたい場所は網羅できましたけどね。