日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

南伊豆フリー乗車券の旅2〜玉泉寺〜

※2013年1月21日の記事です


下田でまず最初に訪ねたのがこちら。(と言ってもこの日はここだけですけど。)
日米和親条約によりアメリカ総領事館が置かれ、タウンゼント・ハリスが滞在した地になります。国指定史跡。


伊豆急下田駅から東へ約1.5km。下田の中心部から離れた住宅地にあります。この地に総領事館を置いたのは無用のトラブルを避けるためだったのでしょう。
なお、本堂は幕末当時のものではなく再建されたもの。


境内には、日本最初の屠殺場の跡(屠牛木)や、


米国総領事館旗掲揚の地の記念碑などがあります。


当時は境内から下田湾が見渡せたそうなんですが、現在はかろうじて海が見える程度。


高台にはペリー艦隊の乗員5名の墓地がありました。


日本式の墓碑に英字が刻まれていました。


また、境内にはハリス記念館が併設されていました。


ハリスの遺品など幕末関連資料を展示しています。


ハリス記念館の裏手には、ロシア艦隊乗員の墓地があります。


玉泉寺はこれにて終了。ここから伊豆急下田駅へと戻ります。



こちらは、玉泉寺近くの三島神社


ここには吉田松陰の銅像がありました。
松陰はこの近くの弁天島から下田湾に停泊中の黒船へと漕ぎ寄せて海外渡航を試みましたが、黒船側の拒否により失敗に終わっています。


その下田湾全景。静かな海です。


まどが浜海遊公園。


園内には何故か坂本龍馬の銅像が。


何でもここ下田で、龍馬は勝海舟蝦夷地開拓の夢を語っていたのだそうな。
とはいえ銅像を建てるほどの縁でもないでしょう。龍馬人気にあやかるにはちょっと弱いですね。


まどが浜海遊公園のすぐ隣は遊覧船乗り場。
こちらの船は、ペリー艦隊の旗艦サスケハナ号の名を冠しています。残念ながら今回は遊覧船に乗ることは出来ませんでした。