日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

名古屋・大津・嵐山の紅葉めぐり旅19〜宝篋院〜

※2012年11月26日の記事です


旅の最後を飾るのはこちら。足利義詮(宝篋院殿)の菩提寺です。
境内は紅葉黄葉でとってもカラフルでした。


小楠公の菩提寺でもあります。
横井小楠かと思いきや、そうではなく楠木正行*1のことでした。















この日、見てきた嵐山の紅葉で最も彩り豊かで見応えがありました。
ただそれだけに人も多かったですけど。おまけにこの日は雨天のため、傘の写り込み多すぎるのが残念。


左は足利義詮の墓と伝わる三層石塔。
右は楠木正行首塚と伝わる五輪塔
楠木正行の人柄を慕った足利義詮が、その傍らに葬るよう遺言したのだそうです。ちなみに2人は同時代人ですが、足利義詮は長らく鎌倉に在って、彼が上洛したのは楠木正行の死後に観応の擾乱が勃発してからなので、直接の面識は無かったものと思われます。



さて、こちらの見学で旅も終わり。まだ昼過ぎでしたが、雨の中を歩き回って肉体的に疲労し、人が多い中の撮影で精神的に疲労したので早めに切り上げます。
というより、そもそも朝の段階で心が折れそうになっていたのですが、とにかく昼までは頑張ろう、と言う思いで何とか持ちこたえてきたのでした(汗)
なお、帰りもJR嵯峨嵐山駅を利用。山陰本線で京都駅に出て、のぞみ号で帰還しました。平日昼間なので自由席でも余裕。

*1:父正成の「大楠公」に対して「小楠公」と呼ばれる。