JR東日本パスの旅〜第4弾〜/4日目/上山・新庄
のべ9日に及んだJR東日本パスの旅も遂に最終日。
連日の猛暑にへばり気味なので省エネ行程です。
(11/19更新完了…冒頭写真は上山城天守)
上山城
街中の歓迎やぐらまで来ると天守が見えてきます。
鉄筋コンクリートの復興天守。江戸時代前期までは天守が存在したものの、藩主土岐家の転封時に破却されたそうです。現在の天守は想像の産物であるため模擬天守とされることも。
入場料400円。御多聞に漏れず、内部は資料館になっています。
最上階4階展望台からは眼下に市街地を一望することができます。
盆地の奥に一際目立つ超高層ビルがと建っています。新幹線の車窓からも見えて、以前から気になっていたのですが、スカイタワー41というマンションだそうです。
田園地帯に1棟だけの超高層マンションがポツンと建っている姿は、いつ見てもとってもシュール。
山形新幹線つばさ237号(かみのやま温泉→山形)
ここから新庄へと向かいますが、次の新庄行きはかみのやま温泉を通過してしまうため、山形で新庄行きに乗り換えます。というわけで、まずは山形行きのつばさ号に乗車。日中は混雑する山形新幹線の自由席ですが、かみのやま温泉で降りる客が多かったので好運にも座ることができました。
車窓からは先ほどの上山城が見えます。
10分で山形駅到着。
乗り継ぎまで1時間ほどあるので途中下車。山形駅ってこんなに大きかったっけ?
ちょっと早いですが駅ビルでお昼を済ませました。
山形新幹線つばさ241号(山形→新庄)
11:56発の新庄行きに乗り込み40分ちょいで到着。
山形‐新庄間は未乗でしたので、これで山形新幹線完乗達成です。
新庄訪問は2度目。ただし前回は駅構内で食事したのみなので、観光はおろか駅の外に出るのも初めてです。
とりあえず観光案内所でレンタサイクル(1日300円)を借りて出発。
旧矢作家住宅
お次は国道13号をひたすら北へ進んでこちらへ。暑いし、遠いうえに微かな登り勾配が続いて、到着時には疲労困憊><
こちらは江戸時代の最上地方の農家で重要文化財。入場無料です。
屋根に生えた草。荒れているわけではなく、屋根を丈夫にするための工夫だそうです。
夏場は涼しい日本家屋。バテた身としては、一休みするのに丁度いいところでした。
囲炉裏。冬場は火を入れるのかな。
魔除けの般若。子供が見たら泣きそう。
下のでん。客間として使用されたそうです。
上のでん。寝室でした。
布団は藁敷きです。初めて見ました。ゴワゴワしていますが、そんなに固くはありません。ただし、動くたびにカサカサと五月蠅いのが難点ですね。
一息吐いて元気も戻ってきたので、次へ向かいます。
新庄藩主戸沢家墓所(瑞雲院)
国指定史跡。初代藩主戸沢政盛以下、歴代藩主11人のうち10人が眠る墓所。
周囲には土塁がめぐり、入口は枡形虎口になるなど、防御が意識された造りになっていますが、小規模なものですからあくまで形式的なものでしょう。
敷地には6棟の霊屋がコの字型に並んでいます。
霊屋内部には墓石が収められています。藩主のみならず、その妻子の墓石も。
新庄藩主戸沢家墓所(桂嶽寺)
歴代のうち二代藩主戸沢正誠のみがこちらに葬られています。国指定史跡。
墓所は本堂裏手の高台にあります。森の中ですが、案内は出ているので迷うことはないでしょう。
正誠だけなので、こちらの霊屋は1棟のみ。
戸沢正誠墓所への参道の別れ道の先には、正誠の嫡子正武の墓所があります。