JR東日本パスの旅〜第2弾〜/2日目/秋田・男鹿半島
本日もまたレンタカーで史跡めぐり。秋田市内と男鹿半島へ行ってきました。
(10/1更新完了…冒頭写真は脇本城跡からの男鹿方面眺望)
旧黒澤家住宅
まずは南へ向かい、一つ森公園にやって来ました。
こちらには久保田藩の上級武士の武家屋敷が移築されています。表門・主屋など5棟が重要文化財。
入館料100円。
朝から猛暑でしたが、さすが日本家屋。風通しが良くて涼しいです。
地蔵田遺跡
さらに南へ。御所野総合公園に旧石器時代から弥生時代にかけての遺跡があり、竪穴式住居が復元されています。国指定史跡。
竪穴式住居から煙がモクモクと・・・。
防虫のため平日午前にはこうして火を焚いているそうです。茅葺・藁葺はどこもそうだと思いますが、地道なメンテによって維持されているのですね。
秋田城跡
反転北上。国道13号経由で秋田城跡(国史跡)に到着しました。
ここは古代城柵のひとつで、出羽国における蝦夷支配の軍事拠点。陸奥国の鎮守府胆沢城のようなところで、出羽介(秋田城介)が赴任していました。
復元された政庁東門。それと築地塀。
政庁内部は建物跡が平面表示されています。
東門前の広場には復元模型。
また、政庁跡から東に200mほどのところには外郭東門が復元されています。
外郭東門から築地塀、そして土塁が延びていました。
政庁は狭いですが、外郭の範囲はかなり広いですね。
脇本城跡
麓の駐車場に止めて徒歩で登城。でも車でもそのまま行けます・・・道が細かったので私は諦めたのでした(汗)
菅江真澄を祀る菅原神社が途中にありました。
何故か野球帽を被った狛犬。色合いのせいか違和感無し(笑)
しばらく登ってゆくと案内所のプレハブがありました。パンフレットなどが揃っているので有難いです。
なお、登ってきた道は「天下道」と称する古道だそうです。脇本城は秋田から男鹿へと抜けるこの街道を取り込んだかたちで縄張されています。
案内所を過ぎると整備された城跡が広がります。
内館地区の中心部遠望。
内館地区の東側、大土塁の上から。向こうに日本海が見えます。
縁へ寄ってみると、秋田方面へ続く海岸線を見渡すことが出来ます。
内館地区の南側、家臣の館跡群と推定されています。
そしてこちらからは、冒頭写真でも紹介したように男鹿方面の絶景を眺めることができます。
鵜ノ崎海岸
日本の渚百選だけあって美しい海岸です。
さらに西へと進んでようやく食事できる店を発見。ダシの効いた海鮮ラーメンが美味でした。
それにしても男鹿が少ないせいか、平日にもかかわらずたくさんの客が入っていました。男鹿に食事処が少ないことが影響しているのでしょうけど、これが休日、特に連休などはどうなるのやら。
赤神神社
ナマハゲが作ったという伝説を持つ石段が待ち受けていました。石段というか岩段というか・・・雨の日の参詣は難儀しそうです。
暑さもあって、なかなかにしんどい登り道でしたが、この鳥居が見えれば五社堂まであと少し。
左から十禅師堂、八王子堂、赤神権現堂、客人権現堂、三の宮堂。五社堂と総称します。重要文化財。
赤神権現堂内の厨子もまた重要文化財。
さてこの後は、時間に余裕があれば男鹿半島をひとめぐりしようか〜、などと考えていたのですが、完全に見込み違いでした><
大幅に予定変更せざるをえず、取りあえずは秋田駅方面へと向かいつつ、車でないと訪ねづらい場所のみに絞ってめぐることにしました。
藤倉水源地水道施設
秋田市内を流れる旭川上流へ。物静かな、というか、ちょっぴりうらびれた雰囲気の公園を入っていきます。ちなみにこの公園は藤倉水源地の沈殿池跡。
5分ほど歩くと美しいダムが現れました。重要文化財。
近代遺産なのでもっとゴッツいのを想像していたので、優美なダムに見惚れてしまいました。
旭川沿いを走る県道から見下ろすとこんな感じ。左側は放水路です。