「ゲキ★ヤス土日乗り放題きっぷ」最終週の旅/3日目/長崎市
慌ただしい昨日とは違い、今日は長崎市内をのんびりと・・・いや、のんびりとはいきませんが(笑)、まあじっくりとめぐりました。
ちなみにこれが長崎県初訪問で、47都道府県のうち46箇所を制覇して沖縄県を残すのみとなりました。そろそろ沖縄行きを真剣に検討する時期なのかもしれません。
(1/15更新完了…冒頭写真は旧グラバー住宅)
長崎市電(長崎駅前→蛍茶屋)
7時半ちょっと前の長崎駅。人は少ないですが、既にタクシーは列をなしています。
長崎の街は、路面電車が4系統も走っているので観光に便利。
まずは蛍茶屋行きに乗車して終点まで。
蛍茶屋の停留所は、終点らしくない普通の停留所でした。
長崎市電(新中川町→正覚寺下)
石橋行きに乗って大浦天主堂へ向かうつもりだったのですが、やって来た正覚寺下行きに思わず乗り込んでしまいました( ゚д゚)アレッ?
まあいいや、と勢いでそのまま終点まで。
崇福寺
中国僧超然により創建された黄檗宗寺院。拝観料300円。
2つの国宝をはじめとする多数の文化財建築を擁しています。この三門も重要文化財。
国宝のひとつ第一峰門。
そして第一峰門の奥に見えるのが・・・
もうひとつの国宝・大雄宝殿。黄檗宗寺院の代表的建築です。
大雄宝殿の隣、媽姐門は重要文化財。この他に鐘鼓楼も重要文化財です。
長崎市電(正覚寺下→築町→大浦天主堂下)
正覚寺下から大浦天主堂下への直通便は無いので、途中の築町で乗り継ぎ。
大浦天主堂へ続く坂は、観光客向けのお店が立ち並んでいますが、どこかオシャレな雰囲気が漂っています。
大浦天主堂
現存する日本最古の教会。国宝。
拝観料300円。開門時間8:00に来るつもりでしたが、結局のところ到着は9時半。お陰で観光客もたくさん来ていましたが、少し粘ればそれなりの成果も。
堂内は残念ながら撮影不可。
4階建ですが、正面から見ると2階建に見えます。
2階部分(正面から見れば1階)のみ見学可能です。
グラバー園
大浦天主堂の裏手からも入口に通じています。入園料600円。
園内には、幕末の長崎で活躍した貿易商グラバーの邸宅を始め、いくつもの西洋建築を目にすることができます。
旧グラバー住宅。重要文化財です。
園内随一の観光名所のため、観光客も多かったのですが、タイミング良く撮れました。
邸内には温室まである!
グラバー邸前からは長崎湾が一望できます。この狭くて細長い入り江が、長崎に繁栄をもたらしました。
玄関先に噴水があるというのが素敵ですね。
他にもたくさんの洋館があります。見学していると時間を取られてしまいますから、とりあえず外観だけ撮影しておきました。これは旧スチイル記念学校。
旧長崎高商表門衛所。
旧三菱第二ドッグハウス。ベランダからの眺めが良いらしく、たくさんの観光客がおりました。
旧ウォーカー住宅。
旧長崎地方裁判所長官舎。
旧自由亭。
また、出口の長崎伝統芸能館は長崎くんちに関する展示が多数ありました。
旧香港上海銀行長崎支店記念館
グラバー園を出て海岸方面へ向かうと、国道499号沿いに一際目を引く建物があります。重要文化財。
入館料100円。
ピアノコンサートがあるらしく、1階ではリハーサル中のご様子。
あまり邪魔をしてはいけないので、そそくさと2階へ。
2階3階は銀行だったとは思えないくらいのお洒落な雰囲気です。建物の無骨な外観からは想像出来ませんでした。
長崎市べっ甲工芸館(旧長崎税関下り松派出所)
旧香港上海銀行長崎支店記念館から北へ50mほど。サイズは丸っきり違いますが、こちらも重要文化財。
入館料100円。
長崎で発展したべっ甲細工が展示されています。
色々ありましたが、一番は咸臨丸のべっ甲細工かな。
この地で出土した19世紀のガラス瓶の展示も。
旧長崎英国領事館
重要文化財。老朽化のため2007年で閉館されました。
修復工事が行われるということですが、外から見る限りではまだこれからの模様。3年も経っているのですが・・・先行きが心配です。
裏通りには領事館の職員住宅が面しています。これも重要文化財。
出島和蘭商館跡
江戸時代、オランダとの交易が行われた唯一の場所である長崎出島。
周囲が埋め立てられてしまい、かつての面影は中島川沿いの北側に見るくらいですが、こちらとて川幅を広げる工事により大きく削られてしまっているので、往時とは全く異なる姿だったりします。
国指定史跡。
南側では発掘された護岸石垣をこのように復元展示しています。
跡地には洋館などが復元されており、ちょっとしたテーマパークのようになっているのですが、生憎と時間に余裕が無くなってしまったので立ち寄らずに先を急ぎました。