猛暑の北陸紀行(富山&福井)/1日目/万葉線・高岡市・富山市
予報では曇りでしたが、朝から青空が広がっていました。酷暑の3日間の始まりです(^^;
さてこの日の予定ですが、まずは万葉線に乗車。それから高岡城や瑞龍寺など、4年ぶり*1にひととおりの高岡観光をします。その後は倶利伽羅ハイキングにでも〜、なんて考えていましたが、あまりの猛暑ゆえ取りやめにして、高山本線沿線めぐりに切り替えました。
(7/25更新完了…冒頭写真は瑞龍寺仏殿)
万葉線(高岡駅前→越ノ潟)
6:15発の始発列車でスタート。低床車両のアイトラムでした。
アイトラム車内。早朝なので全体でも乗降客は少なかったのですが、終点のひとつ手前「海王丸駅」でほとんど降りてしまい、ご覧のとおりです。
約40分で終点越ノ潟に到着。
海がすぐ目の前です。越ノ潟フェリーの発着場になっています。
彼方を眺めていると、そのフェリーがやって来ました。
ちなみに、富山新港の東西を5分で結ぶ越ノ潟フェリーの運賃は、なんと無料だそうです。
高岡城跡
4年ぶりの訪問。高岡城は前田利長の隠居城として築かれ、利長没後に廃城となりました。
建造物は現存・復元どちらもないので、見どころといえば、この広い水堀。4年前はこの堀の中で噴水が見られたのですが、今日はどうしたのかな?
広大な本丸跡。
本丸跡の一角に前田利長の騎馬像が立っています。1mを超す長さの銀鯰尾兜が目を引きますね。
また大手口には、切支丹大名として知られる高山右近の銅像があります。棄教を拒否して改易された後、前田家に仕えた彼は、ここ高岡城の縄張を行っています。
瑞龍寺
前田利長の菩提寺。国宝(山門・仏殿・法堂)と重文7棟を擁する名刹。拝観料500円。
冬のライトアップ*2以来、2年ぶりの訪問で、日中は4年ぶり。そのときは雨に降られていたので、晴天の今回はテンションが上がります♪
ただ、あまりに陽差しがキツイのでカメラの調整が難しい(^^;
回廊。
その回廊に囲まれた伽藍の内側は緑の芝が敷き詰められていて、非常に美しいです。
国宝の法堂。
法堂の入口から、これまた国宝の仏殿を写す。
法堂の内部。
大茶堂から法堂へ続く高廊下。とっても開放的です。
回廊の南西外側に5基の石廟(県指定文化財)があります。
右から前田利長・前田利家・織田信長・正覚院(信長側室)・織田信忠のもの。しかし信長側室の正覚院って、一体誰なんでしょうか。謎です。
菅野家住宅
伝建地区の山町筋へ。こちらは重要文化財の土蔵造り住宅。入館料200円。
住宅前の邪魔な電線やひび割れたアスファルトは今後整備されるそうです。
前回訪問したときは室内の写真を撮り逃していたので、存分に撮ってきました。
「伝香堂」。渋沢栄一(号青淵)の揮毫です。
最大の見どころは、この金ピカの仏壇。
この日の説明員は4年前と同じ話し好きのお姉さん。前にもましてのマシンガントークに圧倒されっぱなし。ここには書けない話もたくさん(^^; 他に観光客がいなかったこともあって、気付いたら2時間も長居していました(^^;;;
安田城跡
ジリジリと照りつける太陽にやられ、ヘロヘロと20分ほど歩いて到着。
豊臣秀吉が越中攻めの際に築いた陣城。土塁と水堀が復元整備されています。
本丸土塁・・・分厚過ぎやしないだろうか?
本丸土塁から見た二の丸全景。
そして本丸跡。分厚い土塁で囲まれたその姿は、まるで幕末の砲台のようです。
直坂遺跡
帰りの時間まで40分ほどしかないので、急いで歩いてやって来ました。陽差しが雲に隠れてくれたお陰でだいぶ楽でした(^。^;)
ここは旧石器・縄文時代の遺跡。といっても、説明板・標柱しかありませんが。
遺跡の背後はスキー場。夏場なので当然誰もおりません。
特急はくたか18号(富山→金沢)
本日の宿泊地福井に向かって移動開始。一本で行ける特急があれば良かったのですが、生憎とこの時間は金沢で乗り継がねばなりません。ということで、まずは18:41発の特急で金沢まで。40分弱で金沢到着。