周遊きっぷ北近畿ゾーンの旅/1日目/大阪市
新カメラ(HS10)を携えて初めての旅です。
北近畿へと向かう前に大阪で途中下車。これまで大阪は大阪城周辺と大阪ドームくらいしか訪れていませんでしたので、今回は色々と見て回ってきました。
といっても、1日では大阪市の中心部だけで精一杯。河内・和泉に北摂はまた別の機会にでも。
JR京都線(新大阪→大阪)
大阪駅で途中下車。駅前のホテルに荷物を預け、観光にいざ出発。
淀屋橋
まず最初に向かうは、水都大阪の中枢・中之島。
その中之島に架かる重要文化財のコンクリ橋梁が淀屋橋です。
大阪市役所の東向かいには日銀大阪支店。
現在は無指定ですが、将来的には重要文化財になりそうな匂いがしますね。
そして、みおつくしプロムナードを歩いて、中之島図書館・中央公会堂方面へ。
しかし中央公会堂では何やらのイベントがあるようで正面広場にひとだかり。中之島図書館は逆光。撮影するには向かない状況なので、両重文は夕方に再訪することにしました。
適塾(旧緒方洪庵住宅)
淀屋橋から南東に300mほど。適塾(適々斎塾)は、幕末の蘭学者・洪庵先生の開いた塾。住宅を兼ねていました。重要文化財および国指定史跡。
入館料250円。内部の撮影は展示物を撮影しないという条件付きで許可をいただきました。
台所奥の階段から2階へ上がります。
2階にある塾生大部屋。ここで福沢諭吉や大村益次郎、橋本左内、それに大鳥圭介といった幕末の綺羅星たちが学んでいたんですねぇ。
ちなみに、建物西側の広場に洪庵先生の銅像があります。
淀川旧分流施設
北へ北へと移動して淀川べりへ。
彼方に見えるは淀川大堰。
さて、淀川とその支流である大川の合流地点であるこの地には水位調節のための施設が設けられています。それが毛馬閘門。
そして現在は役目を終えた毛馬第一閘門(重要文化財)が近くに保存整備されています。
閘室の中も歩くことができます。
毛馬洗堰もあります。こちらも重要文化財。
毛馬の残念石なるものも。
江戸幕府による大坂城再築の際に、廃城となった伏見城から石垣を運びました。そのうち転覆や転落で淀川に沈んだ石が、近代の淀川改修に際に引き上げられ、ここに置かれたということです。
三光神社
事前調査不足で知らずに来ましたが、この辺りは真田幸村が大阪冬の陣で活躍した真田丸の跡地らしく、あちこちで「真田山」の名を目にしました。どこかに観光スポットがあるだろうと、ウロウロした末に見つけたのがこちら。
どこかで見覚えのある名前の神社だ、と立ち寄ってみたらビンゴ。真田の抜け穴のある神社でした。
穴の中は続いているのか、行き止まりなのかよく分からず。
そして期待どおり真田幸村の銅像発見。渋〜いナイスミドルなお姿です。
四天王寺
聖徳太子発願になる四天王寺は、日本最古とも云われる寺院。
境内西入口に構えられた重要文化財の石鳥居は日本三鳥居のひとつだとか。
拝観時間を過ぎてしまい、中心伽藍に入れず・・・本坊庭園も元三大師堂も。再訪せねばなりませんな。
せめて見学自由のところはしっかり撮らないと。ということで、中心道場である六時堂(重要文化財)。
17時を過ぎると境内の参拝客もだいぶ減ってきて、撮影しやすくなりました。
六時堂前の橋の上には石舞台(重要文化財)があります。
四天王寺境内から見る夕日。心が洗われるなぁ。
中世は間近に海が広がっていて、西方浄土へ続いていると信じられましたが、さもありなんと言った光景ですね。
四天王寺前交差点からは西日の向こうに通天閣が望めました。予定ではこの後、通天閣へ向かうはずでしたが、時間がないので、今回はこの遠望のみでさようなら。
大阪市中央公会堂
広場のひとだかりもなく、この時間に再訪したのは大正解でした。
表玄関が閉まっているのはデフォルト? 18時過ぎだから?
建物南側のサンクンガーデン。両端に館内への入口があります。
一般見学できるのは地階部分だけか。雰囲気的に。
今回はひとまずこれで充分。
難波橋から夕焼けに染まる空と街を眺む。
大阪城
四度目の訪問。今回は初めてのライトアップ撮影にやって来ました。
大手門から天守を目指します。
なんとかブルーモーメントに間に合いました!
でも、あっという間に真っ暗に。
サクサクっと撮影を済ませたつもりでしたが、20時を過ぎてしまいました(^^;