日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

「ぐるり北海道フリーきっぷ」最後の旅/3日目/花咲線・厚岸町・釧路市

釧路から始発列車に乗り込んで東の最果て根室へ。
ただ、今回は根室観光に割けるだけの時間が無かったので、とんぼ返りして、厚岸・釧路を散策。この日の釧路地方は晴天に恵まれましたが、ほとんどの時間が氷点下だったようで、寒さとの闘いが続く辛い一日でもありました。


(4/18更新完了…冒頭写真は根室駅「日本最東端有人の駅」)

快速はなさき(釧路→根室

6時前の釧路駅


5:55発の根室行き快速に乗車します。根室本線の釧路・根室間は「花咲線」の愛称が付いています。


1両編成ですが、車内はガラガラ。


まだ眠いのですが、車窓の撮影をせぬワケには参りませんよね。朝日が眩しいナー。


海だ! 厚岸湾です。


厚岸湖の朝。厚岸湖と厚岸湾は繋がっています。


花咲線では海が見られる区間は少なく、あとは落石駅手前で見られます。


定刻通り8:13に根室駅到着。釧路から2時間20分・・・遠い。特急も無いですしね(--;)


最果ての地。



今回は時間が無くて根室駅の撮影のみ。チャシめぐりとかしたかったところですが、レンタカーでも借りないと無理なので・・・また今度、暖かい季節に。といっても、次はいつ来られるのやら(^^;

花咲線根室→厚岸)

折り返しの列車(8:22発)に乗車。折り返しは快速ではなく鈍行でした。
さて隣の東根室駅は日本最東端の駅なので、車内から標柱を撮ろうとしたのですが、タイミングが遅れてこんな写真しか撮れず(>_<)ガックリ


その後は、眠気に襲われて一眠り。そして9:49厚岸駅到着。


駅の東南約1km、歩くこと20分ほどで厚岸大橋が見えてきました。厚岸湾・厚岸湖の境目に架かる橋です。


そしてこの橋が今回最大の難所でした。風が強い!冷たい!とにかく寒い!(>_<)
穏やかなはずの湾内もかなり波打っていました。

正行寺

寒さに耐えてようやく到着。
こちらは明治初めに創建された寺院で、本堂は重要文化財。明治の末に新潟県から移築されたものだそうです。


軒下に見事な透かし彫りが。


本堂の戸が閉め切られていたので、諦めて帰ろうとしたところ、通りかかったお寺の方に隣の玄関から入れると伺ったので、それではと本堂内を拝観。ただ、畳が冷たすぎる。あまり長居はできません(^^;

国泰寺

江戸時代後期、蝦夷の防備と開発に乗り出した幕府が精神的支柱として建立した蝦夷三官寺のひとつ。開基は十一代将軍徳川家斉。国泰寺は現在も続いていますが、建造物は後世のもののためか、「国泰寺跡」として国指定史跡となっています。



山門の扉には将軍家の三葉葵紋が。


現在の本堂。法要があったようで、読経が聞こえてきました。



寒い中、来た道を30分ほどかけて、なんとか駅前まで戻ってきました。疲れた・・・取りあえず駅前食堂で昼食。カキフライ定食をいただきました。厚岸は牡蠣の産地なんですね。今回初めて知りました。

快速はなさき(厚岸→釧路)

12:24発の列車で釧路へ。快速なのでノンストップで釧路駅に13:05到着。

花咲線(釧路→東釧路

快速で飛ばされた隣駅へ普通列車でUターン。13:16到着。

東釧路貝塚

東釧路駅西側の跨線橋を渡ると見える高台にあります。


公園っぽいですけど、雪が降り積もっているせいか、誰もいません。


東半分が国指定史跡の区域。雪に埋もれて立ち入ること能わず。石碑でもあれば、と思ったのですが、それも見当たらず。

鶴ヶ岱チャランケ砦跡

春採湖に突き出た半島は、アイヌの砦(チャシ)の跡。国指定史跡。
かつては湖に浮かぶ中島だったそうです。


現在は陸続きですが、ご覧のように雪が降り積もって、先には進めず。

春採公園


春採湖は凍結中。


湖畔に春採台地竪穴群(国史跡)があるということで、ウロウロ探し回ったのですが見当たらず。後で調べたところ、どうやらあの崖上にあった模様。はぁぁ(;´д`)下調べ不足でした。

モシリヤ砦跡


チャランケ砦跡の西方1kmあまり。小さな丘陵を利用したチャシです。国指定史跡。

特急スーパーおおぞら12号(釧路→南千歳)

16:17発の札幌行き。網走からこのかた鈍行と快速だけでしたから、ひさびさの特急に何だかウキウキします(笑)



御多分に漏れず乗車時間が長いので、夕食は釧路駅で購入した駅弁「かきべん」。今日は牡蠣三昧だ!


南千歳駅到着は19:42。

特急スーパー北斗22号(南千歳→苫小牧)

20:00発の函館行きに乗り換え。


次の停車駅苫小牧で下車。20:15到着。今宵は当地に泊まります。