日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

「ぐるり北海道フリーきっぷ」最後の旅/1日目/寝台特急北斗星・札幌市・旭川市

北斗星に乗って終点札幌まで。
到着が昼近くなのであまり観光はできませんでしたが、札幌と旭川に立ち寄りました。そして特急オホーツクで一気に本日の宿泊地網走まで。


(4/10更新完了…冒頭写真は北斗星食堂車での朝食)



函館到着前に起床。天気は曇り。昨晩はすぐに寝付けませんでしたが、目覚めはスッキリしていたので、それなりに眠れたようです。ただ、お腹の具合が・・・食べ過ぎ飲み過ぎ?(^^; ともかく、この日一日苦しむことに。


函館には6:34定刻通り到着。8分間停車します。
その間に機関車の付け替えがあります。というわけで最後尾へ。函館で進行方向が変わるので、こちらに機関車が連結します。


はい、ドッキング。


この写真じゃ分かりませんが、北海道内では重連といって、機関車が2両付きます。
撮影後は急いで車内に帰還。前回の乗車では函館で降りましたから、ここから先の北斗星乗車は初めてです。


函館を出発後、20分ほどで駒ヶ岳の雄姿が見えてきます。


角度が変わると姿も変わる。


森駅あたりから内浦湾が見えてきます。晴れていれば素敵な光景が広がるので、しばらくカメラが手放せないのですが・・・残念ながらこの日は曇天で水平線がどこなのかハッキリしないような具合で、どうにも退屈(´д`)
お陰で海を眺めているうちに眠くなってしまい、そのままベットにゴロン。こうして気軽に横になれるのが寝台列車のいいところですね。


特にすることもないので、1時間以上ウトウトして、9時を過ぎました。そろそろ朝食にしよう。食堂車へと向かいます。


今朝は空いてる!


朝食は、和食・洋食の2種類。どちらも1600円。和食は数が少ないので売り切れてしまうと聞いていたのですが、この日はどちらも残っていました。希少価値のある和食にしようかなとも思いましたが、洋食の気分だったので洋食を選択。


ちょうど東室蘭駅に到着しました。


それにしても空いている・・・昨晩のパブタイムでは味わえなかったのんびりを満喫させてもらいました♪


食後のミルクティー。

札幌駅到着

11:15定刻通りに到着。上野を出てから16時間、1200kmに及ぶ自己最長の乗車でしたが、到着してみればあっという間に感じます。寝ている時間もありますしね。名残惜しい。






いつまた乗れるか分かりませんから、いやもう乗れないかもしれませんし、とにかく心ゆくまで納得のいくまで存分に撮影してきました。


ただ、札幌駅のホームが短いのか、先頭の機関車がホーム先端ギリギリの位置で止まっているので、機関車全体が写せなかったのは残念。


北斗星に別れを告げた後、札幌駅を出て、少しだけ札幌観光へ。2年ぶりです。


初めての北海道旅行/2日目/札幌市・小樽市 - 日本史日誌

北海道庁旧本庁舎

札幌駅から徒歩で5分ちょい。重要文化財および国指定史跡。


再訪したのは、北隣の開拓使札幌本庁本庁舎跡を前回撮り忘れていたため。ご覧のとおり、ポールが立っているだけなんですけどね。それでも、喉に刺さった魚の小骨が取れたような、そんな感じです。
このためだけに来たので、今回は旧本庁舎内の見学はパス(^^;

北大植物園

冬季は見学範囲が限られることは知っていましたが、まさか敷地の端にある温室しか見学できないとは!
まあ、ちょっと調べれば分かることなんですけどね。急遽決めた旅行ゆえの調査不足を露呈してしまいました(T-T)


お目当ては重文建築*14棟なので、温室見学はパスして次へ向かいます。

札幌市営地下鉄南北線(さっぽろ→中島公園

中島公園内に出入口が出来て、便利になっていました。

中島公園

前回工事中だった重要文化財の茶室・八窓庵(旧舎那院忘筌)。
工事が終わったので、今回は見られるかな?と淡い期待を寄せていたのですが、敢えなく撃沈( ̄□ ̄;)!! 冬季は敷地内にも入れず、しかもどうやらプレハブ小屋(雪除け用?)の中みたい。


これにて札幌観光は終了・・・じゃ、あまりにも淋しすぎる、悔しすぎる。なので、豊平館にも立ち寄ることにしました。


重要文化財豊平館。こちらも2度目の訪問。なぜかクレーン車が止まっていてションボリ。





でも館内はやはり素晴らしい。レストランや結婚式場として利用されているので、見学できる場所は限られますが、何と言っても無料ですからね。

札幌市営地下鉄南北線中島公園→さっぽろ)

さて、豊平館見学で気を取り直したところで、次の目的地旭川へ向かうことにしました。
今度札幌に来るときは絶対に冬季以外にしなければいかんなー。

L特急スーパーカムイ23号(札幌→旭川

14:00発の列車の指定券を取ってありましたが、1時間前に札幌駅に戻ってきてしまいました。見学出来なかった場所が2ヵ所もあっては仕方ないですね。
そんなわけで、人身事故の影響で列車が遅れていたこともあって、13:00発の列車に間に合ってしまいました。ただし、指定券を取り直す時間がなかったので自由席へ。



約15分遅れの14時半過ぎに旭川到着。
旭川といえば旭川ラーメン。ということで昼食は駅前の梅光軒へ。結構こってり系だったので、お腹が重い(--;)

旭川電気軌道バス(旭川駅前→春光園前)

駅前から5番系統のバスに乗車。20分間隔で出ています。目的地までは約25分ほど。運賃は片道200円。
このルート、往復とも通過する停留所はほとんどありませんでした。市民の足となっているようです。

旭川偕行社(中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館)

こちらは旭川市唯一の重要文化財建築。


現在は美術館となっています。
時間にかなり余裕があるので、見学してきました。入館料は300円。隣の井上靖記念館との共通券が450円。


フラッシュを焚かなければ館内撮影も可とのこと。しかし展示品を撮るのは気がひけますし、そこまで興味もないので、館内の様子だけパチリ。

井上靖記念館

共通券を買ったので、こちらへも。

旭川電気軌道バス(春光園前→旭川駅前)

閉館時間(17:00)ギリギリまで居座って、またバスに乗り、旭川駅へと戻ります。



18時前には戻ってきてしまいました。列車の時間まで1時間以上ある・・・取りあえず駅舎や列車を撮影してまわろう。


現在は地平ホームですが、今秋に高架ホームが完成するとのこと。高架ホームを見て、いつの間に北海道新幹線旭川まで延びることになったのかと驚いてしまいましたが、在来線が高架に移るだけだそうです(^^;


宗谷本線、比布(ピップ)行き。


富良野線富良野行き。


このスーパーカムイ、かっこいい! 来るとき、どうせならこちらの車両に乗りたかったなあ。

特急オホーツク7号(旭川→網走)

ようやく来ました。19:08発。
夕食は旭川駅で立売から購入した駅弁。しかし腹の具合がどうにも絶不調(>_<)
売り子のおじさんオススメの吟撰蝦夷わっぱでしたが、完食はしたものの、ちゃんと味わって食べられませんでした。


途中、鹿が線路上にいるとか、そんな北海道らしい理由で約10分遅れの23:10頃到着。
北斗星で16時間、スーパーカムイで1時間半、そしてオホーツクで4時間・・・電車に乗りすぎでさすがに疲れました(;^_^A

*1:ちなみに正門の向こうに見える門番所もそのひとつ。