日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

最後の土・日きっぷ旅/1日目/水戸市・南相馬市・相馬市

今月いっぱいで廃止となる土・日きっぷを使って出かけてきました。
新幹線・特急にたくさん乗らなきゃソンソン♪と計画を立てましたが、また例の如く調子に乗って詰め込み過ぎてしまい、痛い目に合いました(^^;
ま、それはともかく初日の行程ですが、今週もまだ梅が見頃であった偕楽園からまずはスタート。午前中は水戸散策に充て、午後は常磐線を北上して相馬地方を訪ねました。


(3/23更新完了…冒頭写真は偕楽園の梅林)

特急スーパーひたち3号(上野→水戸)

朝6時に自宅を出て、まずは大宮から上野へ。上野からは7:00発のコイツで一気に水戸まで。
偕楽園へ向かう観光客で車内はいっぱいかと思いきや、早朝のためか、それほどでもありませんでした(^^;


8:12水戸着。駅北口では黄門様御一行の銅像がお出迎え。
とりあえず偕楽園へ直行します。

偕楽園

駅から歩くこと20分あまり。ようやく到着しました。日本三名園のひとつで、国指定史跡および国指定名勝*1。入園は無料です。
既に先客の多いこと・・・でも敷地が広いお陰で撮影にストレスはそれほど感じませんでした。


肝心の梅はというと、八分咲きとのこと。まずまず良い時期に来られたのかな。一週遅らせたのが吉と出たようです。




基本的に白梅が多いです。


少ないですが紅梅も。


こちらはピンク梅(?)。


枝垂れ桜のような「簾の内しだれ」。





園内の梅は3000本。早咲きから遅咲きの品種が揃っていて、長く楽しめるのだそうです。確かに蕾もたくさん見られました。


偕楽園は高台にあり、見晴広場から南側を見下ろすと、あちらにも梅林(田鶴鳴梅林)が広がっていました。


園内に立つ3階建ての好文亭。戦災で焼失しており、昭和の再建建築ですが、眺めが素晴らしいそうなので、是非見学したいところでしたが、物凄い行列が出来ていたので、今回は断念しました(x_x)
空いているときに再訪したいと思います。


さて、今回の偕楽園訪問で日本三名園を制覇しました。
2001年に兼六園を訪ねてから9年・・・既に兼六園には4回、岡山後楽園も2回訪れており、一番近い偕楽園が最後になってしまいました(;^_^A

水戸城三の丸空堀

偕楽園を後にして、水戸駅近くまで歩いて戻ってきました。
弘道館の裏手に、ご覧のように大規模な空堀が残されています。

弘道館

弘道館徳川斉昭の開設になる藩校で、特別史跡および重要文化財。入館料190円。
正門は梅まつりの期間のみ開門されるそうです。


梅と正庁。



正庁正席の間。藩主臨席の試験・儀式が行われた重要な部屋です。


至善堂御座の間。明治維新後、江戸を出た徳川慶喜は静岡に移るまでこちらで謹慎生活を過ごしています。



こちらも梅の名所。

水戸城跡

弘道館前に立つ徳川斉昭像。


大手橋を渡って二の丸跡へ。大手橋の下は、二の丸と三の丸を隔てる堀切で、現在は県道が通っています。


大手橋のすぐ先には水戸徳川家初代の徳川頼房像。


大手門は残されていませんが、枡形の土塁を目にすることができます。


さらに進むと安積澹泊(格さんのモデル)の銅像が。


この先は本丸跡。水戸第一高校の敷地になっていますが、史跡見学者は立入が許可されています。


本丸と二の丸を隔てる堀切。現在は水郡線が走っています。


本丸跡には水戸城唯一の建築遺構・薬医門(県指定文化財)が移築されています。


これにて水戸城散策は終了。御三家の居城としては物足りないですね。そもそもが石垣の無い、土造りの城ですから仕方のない点もありますが、偕楽園弘道館が立派なだけに・・・ね(-"-;)

特急スーパーひたち15号(水戸→原ノ町


11:06発の特急で常磐線をさらに北上。
とりあえず昼食タイムに。今回の駅弁は「こだわりのとんかつ弁当」(950円)です。
こだわりと云うだけあって、なかなかの味ですが先日千葉で食した「トンかつ弁当」(480円)の倍の値段であることを考えると・・・無論あちらが破格の値段なわけですが、複雑な気持ちは拭えず(^^;


昼食後は眠くなってうたた寝(-_-)zzz
気付くと車内は閑散としており、小高駅を過ぎると車両が貸切状態に。


そして13:09、予定どおり終点原ノ町に到着。水戸に比べてかなり空気が冷たい。

旧武山家住宅

原ノ町駅から南西1km余のところにある重要文化財の古民家。
公開は年数回に限定されていて、この日は見学できないことは予め分かっていましたが、敷地の奥にあって、外観も満足に撮れなかったのは残念でした。

桜井古墳

更に歩いて、今度は駅の東約4kmほどのところにやって来ました。
東北最大規模の前方後方墳です。国指定史跡。


三段重ねの後方墳。


かなり綺麗に復元整備されています。

常磐線原ノ町→相馬)

原ノ町から相馬までは普通列車で移動。14:50発で、15:07着。

中村城跡

相馬氏の居城を目指して歩きます。北外堀を越え、


二の丸堀を横目に見つつ進みます。右手の東二の丸跡は野球場になっていました。その名も「二の丸球場」。


内蓮池門跡。しっかりと枡形になっています。


本丸跡には相馬神社が鎮座。


低い石垣がところどころに見られますが、積み方からしてこれらは後世に積まれたものに見えるのですが、どうなのだろう?


南側は断崖に守られています。この写真では分かりにくいですが(^^;


現存遺構の大手一の門。

相馬中村神社

西二の丸跡にあります。入口に馬がいてビックリ。相馬野馬追で知られる相馬ならではでしょうか。
この馬、人懐こいというか、餌をくれると思っているのか、柵に近づくとすぐに寄ってきます(^^;


境内にもう一頭。こちらは小さく大人しい馬でした。名前は「ムーミン」。確かに似てる!


さて、本来の目的である社殿を見に行きましょう。


重要文化財です。本殿・幣殿・拝殿の一体型。

特急スーパーひたち27号(相馬→仙台)

16:32発の特急で一気に仙台まで。常磐線を一気に完乗しました。
しかしこの列車が、強風の影響で15分の遅れ。

東北新幹線はやて24号(仙台→東京)

乗車予定の便を逃したので、18:05発のこちらに変更。19:47東京駅到着。


東京駅ではこんなオールドタイプの新幹線に遭遇。まだこんなのも走っているんですね。

中央線快速(東京→新宿)

八重洲地下街で夕食を済ませてから新宿へ移動。

特急あずさ35号(新宿→茅野)

21:00発の普通のあずさ。本来は20:00発のスーパーあずさに乗るはずでした。
しかもスーパーじゃないあずさは停車駅も多いので、結局茅野駅到着は計画より約1時間15分遅い23:23となりました。疲れた(;´д`)

*1:指定名称は「常磐公園