日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

ツーデーパスの旅2010〜第1弾・常総編/2日目/千葉県

昨日はレンタカー旅でしたが、本日は千葉で乗り鉄三昧の鉄道旅。
小湊鉄道いすみ鉄道銚子電鉄と、今回ツーデーパスに組み込まれた路線を制覇してきました。


(3/5更新完了…冒頭写真は小湊鉄道いすみ鉄道上総中野駅にて)

五井駅到着

昨日より早い5時半に自宅を出発。高崎線京浜東北線・総武線・総武快速線内房線と乗り継いで、やっとこさっとこ小湊鉄道の始発駅・五井に到着です。時間は7:46で、出発から2時間以上経過。

小湊鉄道(五井→上総中野

乗換時間が僅かなので、急いで小湊鉄道のホームへ。JRのホームと跨線橋で繋がっていて、改札は無いので、そのまま乗り込みました。


列車は7:50発。しばらく続く住宅地を抜け、やがて広がるのどかな風景の中をゆっくりガタゴト進みます。


そして房総丘陵地帯に入りますが、あまり険しいところもなく、相変わらずのんびりと進んでいきます。


車内は残念ながらロングシート五井駅出発時は8割方座席が埋まっていましたが、徐々に降りていって、終点上総中野到着時にはだいぶ少なくなっていました。


8:58上総中野到着。1時間余りが、あっという間に感じました。素敵な駅舎がたくさんありましたが、写真は無し。降りて撮影したいけど、そうもいきませんしね(^^;
ちなみに、この列車は2両編成で、後方は団体貸し切り。自転車乗りの方々が乗り込んでいました。サイクルトレインというやつですね。

いすみ鉄道上総中野→大多喜)

上総中野からはいすみ鉄道に乗車。9:02発と乗換時間が僅かなため、撮影は手早く済ませましょう。


いすみ鉄道では、昨年10月よりムーミン列車が走っています。


「ムーミン列車」いよいよ10月1日から運行 いすみ鉄道株式会社




もちろん車体にはキャラクターが描かれています。
遠目だと目立たないので、もう少しインパクトのあるデザインでも良かったかも。まあでも、この控えめなところが、いすみ鉄道らしさなのかもしれませんね。



ヘッドマークは各車両によって異なるキャラクターが描かれています。今回乗るのはフローレンの2号車でした。


http://www.isumirail.co.jp/topics/091006.html


流れるように撮影を済ませて、いざ車内へ。



こちらもロングシート




小湊鉄道に負けず劣らず、こちらの車窓ものどかな雰囲気♪


そして大多喜に9:29到着。


ここで対向列車がやって来ました。


ムーミンパパ&ムーミンママの3号車ですね。





車体に描かれたイラストも車両によって異なるようです。


大多喜で途中下車します。

渡辺家住宅


駅の東側、城下町通りに面した重要文化財の商家です。非公開のため外観撮影のみ。

大多喜高校

駅の西側の丘陵地に大多喜城は築かれました。現在大多喜高校が立つ場所は、二の丸跡に当たります。ここには、唯一の遺構建造物である薬医門が移築現存しています。


大井戸も残されています。二の丸には御殿があったということで、生活用水として利用されていたのでしょうね。


見上げると、本丸跡に立つ三重天守が聳えていました。すぐ目の前なんですけど、西へぐるっと大回りしないと行けません(-"-;)



城の南側を流れる御禁止川(おとめがわ)を眺めつつ、歩いて本丸跡へと向かいます。

大多喜城跡

坂を登ってラストスパート。道の両側は土塁なのか?何なのか? どうも後世の改変がかなり入って、あまり遺構は残されていないように思われます。


そして本丸跡に到着。復興天守は、千葉県立中央博物館の大多喜城分館となっています。入館料200円。


ちなみに大多喜城は、徳川四天王のひとり本多忠勝が居城としたことで知られています。忠勝は10万石を与えられ、大多喜城は近世城郭として整備されましたが、忠勝が伊勢桑名に転封した後は5万石以下の小大名の居城となり、無城主の時期もあったために、あまり体裁は宜しくなかったようです(^^;


天守最上階から見下ろした城下。手前は大多喜高校の校舎です。



城下の良玄寺には本多忠勝の墓があるそうなのですが残念ながら時間切れ。駅へ戻ります。

いすみ鉄道(大多喜→大原)

大多喜11:07発の列車で終点大原に11:35到着。車内は先ほどより倍以上の乗客で賑わっていました。といっても座れてしまうくらいなのですが・・・ガンバレいすみ鉄道!(>_<)


今回乗ったのはミイの6号車でした。






大聖寺不動堂

大原でも重文探訪。駅から東へ向かい、住宅地を抜けてやって来ました。


室町時代に建立されたとみられる茅葺き屋根の不動堂。重要文化財です。

外房線東金線総武本線(大原→大網→成東→銚子)

大原駅に戻ってきました。ここから2時間かけて銚子へ向かいます。


12:40発の普通列車に乗ってまずは大網まで。


ボックスシートで駅弁を広げます。千葉駅で購入した「トンかつ弁当」(480円)です。安い!


安いだけあって容器がちょっとあれですが、ナカナカのものですよ。


大網・成東で列車を乗り継ぎます。それぞれ乗換時間が3分・2分しかないのが難点。特に大網はホームが離れているので要注意!

銚子電鉄(銚子→犬吠)

14:43銚子駅到着。ホームの東端へ向かうと銚子電鉄の待合室があります。風車小屋を模していたそうですが、老朽化により羽が撤去されてしまい、何だかよく分からない建物になっています(´д`)


年季の入った車両が待っていました。


銚子を14:51に出発。


途中にこんなのが止まっていました。桃鉄ラッピング車両。
これは強烈ですね。今は運行していないのかな?


また、笠上黒生駅ではレトロな車両と行き違いに。


目的の駅が見えてきました。


終点のひとつ手前、犬吠駅に15:08到着。


観光名所である犬吠埼の最寄駅だからでしょうか、犬吠駅銚子電鉄で最も立派な駅舎です。



構内の売店では、有名な「ぬれ煎餅」を販売しています。どうやら「ぬれ煎餅」のお陰で廃線の危機は去ったらしい。しかしまだまだ安心はできません。というわけで、私もお土産に「ぬれ煎餅」を買いましたよ。旅の記念程度の軽い気持ちでしたが、これが結構美味なんです。売れるのも納得。

犬吠埼

駅から歩いて犬吠埼へ向かいます。これは犬吠埼の南、酉明浦。


駅から10分足らずで犬吠埼灯台に到着・・・って、あれっ?!( ̄□ ̄;)!!
先週から外壁塗装工事が始まり、3月下旬までかかるとの由。見学も出来ませんし、ションボリです。


仕方がないので、取りあえず海岸へ降りてみます。



意外と大きな岩が多いです。


犬吠埼から少し離れると砂浜も広がっています。


そして意外に荒々しい海。風も冷たく、長居は無用。ということで引き上げました。

銚子電鉄(犬吠→外川→銚子)

取りあえず終点の外川へ行ってみます。
また先ほどと同じ車両になってしまったのは残念・・・レトロな「801」にも乗ってみたかった。


犬吠から外川までは2分。


何とも言えぬ味わいのある外川駅



待合室も良い感じ。


列車は折り返しなので、あまりのんびりともしていられません。外川駅を16:12に出発。

そういえば、今回乗車した地方3鉄道全てがロングシートでした。そして脇役だったJR路線(内房線外房線東金線総武本線)はボックスシート。逆なら良かったのに(^^;

特急しおさい14号(銚子→錦糸町)

銚子からは東京行きの特急に乗車。ツーデーパスなのでもちろん別料金ですが、自由席でも空いていて、ゆったりくつろげました。19時半には帰宅できましたし。



さて、次はどこへ行こうかな。