日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

三連休パスの旅〜雪景色の函館・北東北/2日目/津軽線・津軽鉄道・五能線

津軽線往復に津軽鉄道のストーブ列車、五能線リゾートしらかみと、朝から晩まで電車に乗り続け、津軽の雪景色を堪能する1日となりました。
しかし、途中では乗車していた特急かもしかが乗用車と衝突する事故に遭遇。1時間40分も立ち往生し、計画変更を余儀なくされたのですが、その程度で済んで良かったというべきかもしれません。


(1/24更新完了…冒頭写真は津軽鉄道のストーブ列車)

津軽線(青森→蟹田三厩

朝6時前の青森駅。朝から雪がたくさん降ってます、積もってます!
やはり雪国はこうでなくては。といっても都会育ちとしては先行きに不安も少々(^^;


まずは津軽線蟹田行き始発列車6:03発に乗車。普通列車ですが特急用車両が使用されています。かなり空いているし、お得なのであります。


6:42蟹田到着。ホームは雪かきされていました。蟹田に限らずどこの駅もそうで、皆さん一体何時から作業していたのでしょうか。改めて雪国の大変さを感じました。


まだ夜の明けきらぬ蟹田駅。


6両編成の特急車両は、普通列車としては無駄にハイスペック。運用の関係で青森・蟹田間の始発一往復だけ使用されているらしいです。


この蟹田駅から三厩行きの列車に乗り継ぎます。


それがこの列車。7:17発ですが、大雪で約3分ほど遅れて出発。


だいぶ外も明るくなってきて、津軽海峡も見えました。


そして約5分遅れて終点三厩駅に到着。
定刻なら折り返し列車の発車まで10分あったのですが、5分ほどしかなくなって、実に慌ただしくなってしまったのが残念です。


まずは駅名標


駅舎に。


待合室。


雪に埋もれ、いかにも最果ての地といった雰囲気の三厩駅ホーム。
もう少しゆっくり撮影したいところでしたが、やむをえません。1日に5本しか列車のない過疎路線ですから、この列車を逃すわけにはいかぬのです(>_<)

津軽線三厩蟹田→青森)

津軽海峡に別れを告げ、


津軽半島の雪原を進み、


8:47再びの蟹田到着。9:03発の列車に乗り継いで青森へと戻ります。
列車は風情に欠けるロングシート仕様でガッカリ。仕方ないので青森までは睡眠休憩(-_-)zzz

特急かもしか2号(青森→弘前

9:49青森到着。急いで9:57発の秋田行き特急に乗り換えます。1区間だけなので自由席に乗車。混んでいましたが、何とか座れました(-。-;)


さて、弘前までは30分。弘前到着後は弘南鉄道に乗り換えて黒石へ向かう予定でしたが、途中でまさかのアクシデント発生。

10日午前10時15分ごろ、青森市浪岡徳才子のJR奥羽線浪岡−大釈迦間の大杉踏切(警報機、遮断機付き)で、青森発秋田行き特急「かもしか2号」(3両、乗客145人)が同市浪館前田1、安田啓一さん(58)の軽乗用車と衝突した。安田さんは車外に投げ出されて死亡した。特急の乗客にけがはなかった。
青森南署やJR東日本青森支店によると、遮断機などに異常はなく、特急の運転士が踏切内の車に気付いて急ブレーキをかけたが間に合わず、車を約10メートルはね飛ばした。
当時、青森市など津軽地方には大雪警報が出ており、現場は雪が激しく降っていた。
事故で特急列車が約1時間10分遅れ、2本が運休するなど約550人に影響が出た。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100110-00000039-mai-soci

車内では軽く揺れた程度だったので、すぐに復旧すると思っていたのですが甘かった。まさかの大事故だったようで、結局弘前到着は1時間40分遅れの12時過ぎ。もし座れていなかったら2時間以上立ちっぱなしだったとわけで・・・ゾッ(゜_゜;)


乗用車と衝突した先頭車両ですが、目立った損傷はなく・・・その分、乗用車側が大きな衝撃を受けたということでしょうね(--;)


とにかく黒石行きは取りやめにして弘前駅前で昼食。食事の時間が取れただけでも幸いというべきでしょうか。

五能線弘前五所川原

13:14発の深浦行きに乗車。


列車は津軽平野の雪原をドンドコ進みます。青空がだいぶ広がっていましたが、残念ながら岩木山には雲がかかって雄姿は拝めず。


で、さっきまでの天気が嘘のように、一気に吹雪いてまいりました。


何も見えない・・・(゚д゚;)アワワ

津軽鉄道ストーブ列車(津軽五所川原津軽中里)

五能線五所川原到着が5分以上遅れて、乗換時間が僅かに。撮影している余裕はほとんどなくて・・・とにかく列車に乗り込みました。


津軽鉄道名物ストーブ列車の車内。


もちろん車内にはこのダルマストーブが。1両に2つ付いています。


ストーブではこうしてスルメを焼くこともできます。余所様のスルメを撮らせていただきました(^^;


しかも乗務しているトレインアテンダントさんが焼いてくれます。


石炭の補充なんて今じゃ滅多に見られませんよねぇ。そもそもストーブ自体見かけることが普段ありませんし、なんとも懐かしい感じです。


五所川原では時間がなかったので車内で精算しました。左が乗車券(840円)、右がストーブ列車券(300円)。


帰りは津軽中里駅で切符を購入しました。これまた懐かしい硬券です。鋏の跡がまた良い味だしてますよね。


そんなこんなで、終点津軽中里に14:57到着。45分ほどの乗車時間でした。



立派な駅舎ですが、スーパーは2年前に閉店しており、雰囲気は何だか淋しげでした。


ストーブ列車の客車は3両あり、そのうちの1両は別料金不要の一般車両。


帰りはこちらでもいいかな、とも思いましたが、折角ですから帰りもストーブのある車両に乗ることにしたのでした。

津軽鉄道ストーブ列車(津軽中里→津軽五所川原

往路に乗った車両の隣に乗り込みます。
まあ、往路の時はこちらが団体用、復路では逆にもう一方が団体用なので、選択の余地はないのですが(^^;



往路の車両よりレトロ感溢れる車内。でもどちらも昭和20年代の車両で5年ほどしか違わないのだとか。


しかしこちらの車両、見た目がレトロなだけでなく、中身もかなりオンボロで、窓からは隙間風どころか隙間雪が吹き付けてくるんですけど!(笑)


さて津軽鉄道の車窓からは時折青空も覗きましたが、


ほとんど吹雪でした。隙間雪が吹き込んでくるので、こちらの車両の寒いこと(>_<)


そして津軽五所川原に16:07到着。


次の列車まで時間があるので、少し撮影してまわります。


津軽鉄道津軽五所川原駅の駅舎。


駅舎内にはこちらもレトロ感漂う駄菓子屋さんが。


お隣はJRの五所川原駅の駅舎。


立佞武多の頭部が展示されていましたが、これはちょっと怖いかも(^^;

快速リゾートしらかみ6号(五所川原東能代

五所川原から向かうは、本日の宿泊地である大館(秋田県)。もちろん弘前経由が早くて確実なのではありますが、時間もありますし、大スキなリゾしらに乗って、日本海回りで向かいます。
今回乗ったのは「くまげら編成」。車内は赤を基調としたカラーリングです。それにしてもこの列車、三連休ど真ん中だというのにガラガラ。この車両の乗客は両手に満たぬほど。


まあ、既に日も暮れて自慢の車窓も見られませんからねぇ。夏場ならこの列車で夕日を楽しむことが出来るんですけどねぇ・・・。


展望ラウンジに来る客も少ないです。


10分少々停車する鰺ヶ沢駅で跨線橋からパチリ。五所川原では停車時間が短くて撮影するゆとりがありませんでしたから(^^;


車窓も見られないし、ちょっと車内探険でも。2号車のボックス席は意外に埋まっていました。


車端のボックス席は若干狭めのためか、空いていたので少し利用させてもらいました。やっぱりいいですねぇ。ボックス席はフラットにしてくつろげるのですが、さすがにそこまではやれませんでした(^^;


五所川原から約2時間50分、19:36東能代到着です。


昨年は「橅編成」に乗りましたから、残るは「青池編成」ですね。


三連休パスでゆく観光列車&レンタカーの旅/1日目/三内丸山遺跡とリゾートしらかみ - 日本史日誌

奥羽本線東能代→大館)

普通列車で移動。20:34大館に到着しました。



というわけで、ほぼ列車で過ごした1日も無事終了。


合計11時間近くか・・・そんなに乗っていた気はしないんですけど(;^_^A