日本史日誌

いまは旅行記で精一杯だけど・・・

鎌倉紅葉散策と三渓園ライトアップ/鎌倉市・横浜市

過去幾度も訪ねている鎌倉ですが、「そういえば紅葉シーズンはまだ行ったことなかった!」ということで、このたび行ってまいりました(^-^)/
散策コースは円覚寺明月院建長寺など、毎度お馴染みのところばかりですが、今回は何と!臨時公開されたまんだら堂跡の見学もしてきましたよ♪ さらに今夏訪ねたばかり三渓園を再訪して「紅葉の夕べ」も堪能♪♪


(12/13更新完了…冒頭写真はまんだら堂跡)

湘南新宿ライン横須賀線(大宮→戸塚→北鎌倉)

6時前に自宅を出発。鎌倉までは2時間近くかかります。時間だけでいえば、仙台へ行くのと同じくらい(^^;

7:40 円覚寺

開門時間(8:00)前に到着。門前には既に10人ほどの先客がいましたが、皆さん門前の撮影ポイントは空けておいて下さったお陰でこの写真が撮れました♪ 普通なかなかこうはいきません。幸先良いスタートです。


門前の紅葉撮影も譲り合いながら。


さて境内の紅葉ですが、日当たりが悪くて残念ながらいまひとつ。早朝は諸刃の剣です(--;)
写真は例のごとく、別記事にまとめました。


円覚寺の紅葉写真一覧 - 日本史日誌

8:35 東慶寺

お次はこちら。と言っても拝観はせず、門前をちょっと撮っただけなんですが(^^;


朝日を浴びて燃えるようでした。

8:50 明月院

8:30開門とばかり思っていたら、9:00開門とのこと。8:30開門は紫陽花の時季のみなんですね。まあ、そのお陰で開門直後のまだ空いている時間の撮影が楽しめました。すぐに人が群がってしまう本堂の丸窓も存分に撮影。
ただ、丸窓奥の後庭の特別公開(別料金)は10時からで、さすがにそこまで待っていられませんから今回はパスしました。


こちらの写真も別記事にて。


明月院の黄葉写真一覧 - 日本史日誌

9:30 建長寺

建長寺は紅葉少なめ。



法堂(重要文化財)が公開中でした。法堂は江戸時代の建物ですが、天井画の龍雲図は2003年完成だそうです。


続いて方丈へ。


方丈庭園(国名勝)の向こうにようやく紅葉を発見。すぐさま現場へ急行しますε=ε=ε=ヘ( ^-^)ノ




量は少ないけれど、真っ赤に染まった見事な紅葉でした(^-^)


この後、半僧坊へ向かいかけるも、どうやら山の方は紅葉が見られそうになかったので、引き返してきました(;^_^A

10:20 鶴岡八幡宮

10時を回ってしまいました。もうこの時間は観光客が多くて撮影には不向きです。大銀杏の色付きもまだまだなので、早々に退散。



10:50 源頼朝

お次は、まだ見ぬ北条義時法華堂跡を探しに来ました。まずはお馴染みの頼朝墓(頼朝法華堂跡)へ。


ここから東に延びる道を進みました。あまり整備されていないのでオススメは出来ない道です。

11:00 大江広元墓・毛利季光墓・島津忠久


悪路を進むと三つの「やぐら」に辿り着きます。これが大江広元毛利季光島津忠久の墓とされています。これらは彼らの子孫である毛利家と島津家が江戸時代に整備したものです。


麓からは石段も延びているので、普通に見学する方はこちらから行くことをオススメします。


それで義時法華堂跡ですが、結局見当たりませんでした(>_<)
後日ネットで調べてみると、どうやら石段を撮った三番目の写真の反対側がそうらしい。何もなかったので、ただの草むらにしか見えなかった( ̄□ ̄;)!!
ちゃんと下調べしておくんでした(;^_^A

11:35 妙本寺

小町大路を歩いて一気に南下。こちらは滅亡した比企氏の邸宅跡に建てられた寺院。



ここも紅葉スポットと聞いてやって来たのですが、まだちょっと早かったようです。

11:55 別願寺

鎌倉公方足利持氏の供養塔と伝わる巨大な宝塔があります。

12:00 安養院

北条政子が夫・源頼朝の菩提を弔うため建てた寺院で、元は長谷にあったが兵火で焼失して現在地に移転。今は小さなお寺です。


本堂の裏手に北条政子の墓と伝わる小さな宝篋印塔があります。


お隣には重要文化財の立派な宝篋印塔。

12:20 名越切通

鎌倉七口のひとつで、鎌倉と三浦半島を結んでいます。8年ぶりにやって来ました。


横須賀線の名越トンネル近くから山道を登っていきます。途中、ぬかるんだ悪路もあり、なかなかにハード。


悪路を切り抜けるとようやく切通らしい風景に出会えます。
この後すぐにでも、まんだら堂跡に向かうつもりだったのですが、ハイカーの流れに付いていったところ、全く方向の違う大切岸方面に進んでおりました(;^_^A


でも大切岸付近からの眺めは気持ち良かったです。向こうは逗子、そして三浦半島方面。


大切岸は強大な三浦氏から鎌倉を守るための防衛遺構だという説もありましたが、発掘調査により石切場であったことが判っています。
そもそも三浦氏を鎌倉幕府の敵対勢力として考えることには無理がありました。宝治合戦で滅ぼされたとはいえ、それまでは北条氏とも持ちつ持たれつの関係を保っていますし、鎌倉に三浦氏の邸宅もあったのですから、斯様な論が成り立つはずもなかったのです。


さて、再び先ほどの道に戻り、まんだら堂跡を探して進みました。

13:00 まんだら堂やぐら群

すぐに入口を発見!
普段は閉鎖されていますが、ここ数年は年に一度公開されており、今年は11/21・22・23・28・29の5日間のみ臨時公開されました。5日間限定ということで、混雑が心配されましたが杞憂でした。不便な場所ですものね(^^;




幾つもの「やぐら」と五輪塔がここにはあります。これほどの数をまとまって見られるのは、鎌倉でもちょっと記憶にありません。
つまりここは中世鎌倉最大級の集団墓地であり、それゆえに現代では心霊スポットなどとされるわけですね。



かつては紫陽花の名所として知られたまんだら堂跡ですが、銀杏も素敵でした。

横須賀線京浜東北線(鎌倉→大船→根岸)

まんだら堂跡見学の後は、名越切通を引き返して鎌倉市中へ。朝から歩き通しのため、さすがに空腹でヘロヘロになりましたが、途中で食堂を見つけ、穴子天丼をいただきました(゚∀゚)ウマー
エネルギー充填完了後は歩いて鎌倉駅までゆき、本日最後の目的地へ向かうべく電車に乗り込みました。

横浜市営バス根岸駅前→本牧三渓園入口)

夏場に歩いて大変な思いをしたので、今回はバスで移動。運賃は210円です。

15:45 三渓園

今回も南門から入場します。こちらからですと、手前に上海横浜友好園があり、その向こうに三渓園の断崖を目にすることが出来ます。かつてはあそこまで海だったとのこと。



ライトアップイベント「紅葉の夕べ」はもちろんのこと、日暮れ前に到着できたので、内苑の紅葉も楽しんできました。しかし観光客の多いこと! 日中はさらに凄い人出だったんだろうなぁ(^^;
苦労の成果は、また別記事にて!


三渓園「紅葉の夕べ」写真一覧 - 日本史日誌

横浜市営バス本牧三渓園入口→根岸駅前)

18:30まで夜景撮影を楽しみ、帰りもバスで。

京浜東北線湘南新宿ライン(根岸→横浜→大宮)

湘南新宿ラインで横浜から座って帰れたのはラッキー♪ 充実した一日でした(^-^)